幸せの名言集

ラビンドラナート・タゴールの名言2選

インドの詩人・思想家(1861-1941)。アジア初のノーベル文学賞

「愛は所有を主張しない。愛は自由を与える」

Love does not claim possession, but gives freedom.

— ラビンドラナート・タゴール 著作・講話での趣旨

真の愛は束縛ではなく自律を支える

心理学では
この名言は、自己決定理論でいう自律性支援(相手が自分の意思で選び、行動できるよう尊重し後押しすること)を言い表している。Deciら(2006)は親しい友人同士を対象とした調査で、相手の自律を支えている関係ほど関係の質が高いことを示した。さらに、支えを受ける側だけでなく、与える側の幸福感とも関連していた。またFeeney(2007)はカップルを対象とした縦断研究を行い、必要なときに頼ることを受け入れてくれる相手を持つ人ほど、のちに自分の目標へ自立して取り組んでいることを見いだした。大切な人の選択に口をはさみたくなったら、まず「あなたはどうしたい?」と尋ねる。その一言が、互いを育てる関係につながる。 参考:Deciら(2006)「On the Benefits of Giving as Well …」 ↗/Feeney(2007)「The dependency paradox in close re…」 ↗
「太陽を失って涙していると、星もまた失うことになる」

If you shed tears when you miss the sun, you also miss the stars.

— ラビンドラナート・タゴール 『迷い鳥たち』(1916)

パブリックドメインの詩集の一節

喪失への固着は、次の光を見えなくする

心理学では
この名言は、失ったものを繰り返し思い返す「反すう」(同じ考えを何度もなぞる心の癖)が、いまある別の良いものから目をそらさせることを語っている。Nolen-Hoeksemaら(1994)は、死別を経験した人々を追跡した縦断研究で、喪失について反すうしがちな人ほど、その後も抑うつが長引きやすいことを示した。Stroebe & Schut(1999)の二重過程モデル(悲嘆への向き合い方の理論)も、悲しみに浸る時間と新しい生活に目を向ける時間を行き来することが回復を支えると説く。涙を流すのは自然なことである。泣いたあとは、身近な「星」を一つ探す時間をもつことが次の一歩につながる。 参考:Nolen-Hoeksemaら(1994)「Ruminative coping with depressed m…」 ↗/Stroebe & Schut(1999)「THE DUAL PROCESS MODEL OF COPING W…」 ↗

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あわせて読む 世界の主要ウェルビーイング研究 → 名言が言ってきたことを、研究はどう確かめてきたか。幸せの研究の著名論文2,358本を、要旨と研究の系譜で。 思想ごとの名言も 世界の思想と宗教の幸福観マップ → 47の思想・宗教それぞれを代表する名言を、思想の幸福観とあわせて。
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