幸せの名言集

イソップの名言2選

古代ギリシャの寓話作家(BC6世紀頃)

「どんなに小さな親切も、決して無駄にはならない」

No act of kindness, no matter how small, is ever wasted.

— イソップ 寓話「ライオンとネズミ」の教訓

寓話の教訓として後世に定式化された文言

小さな親切が、後に大きな救いになる

心理学では
この名言は、心理学でいう返報性の規範(親切を受けたら返そうとする社会的なルール)と、向社会的行動(他者のためになる行動)が持つ力を言い当てている。Gouldner(1960)は、受けた恩に報いる規範が多くの社会に共通し、人間関係を支えていると論じた。さらにKumar & Epley(2023)の実験では、温かい飲み物を手渡すといった小さな親切について、する側は相手の喜びを低く見積もりがちである一方、受け手は予想以上に心を動かされていた。親切の価値は、した本人が思うよりも大きいのである。「こんなことで」とためらうときこそ、ひと声かけるような小さな親切を実行することが、人とのつながりを育てる。 参考:Gouldner(1960)「The Norm of Reciprocity: A Prelimi…」 ↗/Kumar & Epley(2023)「A little good goes an unexpectedly…」 ↗
「遅くとも着実な者が、競走に勝つ」

Slow and steady wins the race.

— イソップ 寓話「ウサギとカメ」の教訓

他人の速さに惑わされず、自分の歩みを続ける

心理学では
この教訓は、心理学でいう「グリット(長期的な目標への粘り強さと情熱)」と「自己一致(目標が自分の価値観や関心に根ざしていること)」に通じる。Duckworthら(2007)は、大学生や陸軍士官学校の候補生、スペリング大会の出場者などを対象とした研究で、グリットの高い人ほど学業成績や厳しい訓練の継続といった長期的な達成が高いことを示した。また、Sheldon & Elliot(1999)は大学生の目標追求を学期を通して追った縦断研究を行い、自分らしい目標を追う人ほど努力を持続し、達成度や幸福感も高いことを見いだした。他人の速さと比べるより、自分が納得できる歩幅で毎日少しずつ進むことが、遠くまで届く力になる。 参考:Duckworthら(2007)「Grit: Perseverance and passion for…」 ↗/Sheldon & Elliot(1999)「Goal striving, need satisfaction, …」

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