目標追求、欲求充足、縦断的ウェルビーイング:自己一致モデル
Goal striving, need satisfaction, and longitudinal well-being: the self-concordance model.
Kennon M. Sheldon, A. Elliot(1999)Journal of Personality and Social Psychology, 76(3), 482–497
自分の価値観に合った目標ほど達成されやすく、達成時の幸福増加も大きいことを縦断データで示した。
要旨根拠:抄録
目標を追い求めることが幸福につながるかは、目標の中身によって異なると考えられる。本研究は、目標が本人の興味や中核的価値と一致している度合い(自己一致性)が二重の役割を果たすとするモデルを提案した。第一に、自己一致した目標を持つ人は持続的な努力を注ぐため達成しやすい。第二に、自己一致した目標を達成した人ほど大きなウェルビーイングの向上を得る。この達成から幸福への効果は、追求期間中に日々積み重なる自律性・有能感・関係性の欲求充足によって媒介されていた。モデルは3つの縦断データに適合し、自己効力感などの効果とは独立していた。
関係メモ——この研究のその後
- 先行・基盤自己決定理論の自律的動機づけ(W0001 Ryan(2000)系)を目標追求に適用した
- 後続・発展W0350 Sheldon(2001)が満たされる出来事の背後にある欲求として自律・有能・関係を確認し、W1092 Sheldon(2006)とW0111 Lyubomirsky(2005)が持続的な幸福増進モデルに自己一致を組み込み、W0943 Govindji(2007)が強みの活用と自己一致を結びつけた
反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。
研究のつながり
この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。
先行研究(この論文が引用している)
この一覧の中には見つかっていません。
後続研究(この論文を引用している) 15本
- W0003 目標追求の「何を」と「なぜ」――人間の欲求と行動の自己決定 Deci(2000) Psychological Inquiry 主要400 被引用 31,269
- W0096 中核的自己評価特性(自尊感情・一般性自己効力感・統制の所在・情緒安定性)と職務満足および職務遂行との関係:メタ分析 Judge(2001) Journal of Applied Psychology 主要400 被引用 3,843
- W0111 幸福の追求:持続的な変化の構造 Lyubomirsky(2005) Review of General Psychology 主要400 被引用 3,220
- W0130 ウェルビーイングの最適化:2つの研究伝統の実証的な出会い Keyes(2002) Journal of Personality and Social Psychology 主要400 被引用 3,299
- W0158 仕事の意味について:理論的統合とレビュー Rosso(2010) Research in Organizational Behavior 主要400 被引用 2,197
- W0295 人生の意味の3つの意味:首尾一貫性・目的・重要性の区別 Martela(2016) The Journal of Positive Psychology 主要400 被引用 1,273
- W0350 満足な出来事の何が満足なのか:10の候補となる心理的欲求の検証 Sheldon(2001) Journal of Personality and Social Psychology 主要400 被引用 1,757
- W0541 本来感の多成分的概念化:理論と研究 Kernis(2006) Advances in experimental social psychology 主要400 被引用 1,017
- W0553 ポジティブ感情と人生の意味の経験 King(2006) Journal of Personality and Social Psychology 主要400 被引用 1,192
- W0363 心理的ウェルビーイング:その原因と結果に関するエビデンス Huppert(2009) Applied Psychology Health and Well-Being 被引用 1,504
- W0593 健康とウェルビーイングを生み出し維持するシステムとしての人生の目的:統合的で検証可能な理論 McKnight(2009) Review of General Psychology 被引用 882
- W0598 ポジティブ感情をいかに高め維持するか——感謝の表明と最高の未来の自分を思い描くことの効果 Sheldon(2006) The Journal of Positive Psychology 被引用 956
ほか 3 件
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文献表記(APA第7版)
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- Semantic Scholar 2,498(うち影響引用 196)・ OpenAlex 1,961
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- 89.2
- FWCI
- 16.9(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
- 同年同分野で
- 上位 0.6%
- 分野(OpenAlex)
- Psychological Well-being and Life Satisfaction
- 主要400の選定
- 概念枠(B11 本来感・自律性・自己一致の上位3)
被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。
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