幸せの名言集

マリー・キュリーの名言2選

ポーランド出身の物理学者・化学者(1867-1934)。ノーベル賞を2度受賞

「人生に恐れるべきものは何もない。理解すべきものがあるだけだ」

Nothing in life is to be feared, it is only to be understood.

— マリー・キュリー 発言として伝わる

恐れは理解によって解消できる

心理学では
この名言は、恐れの正体を言葉にして捉え直す「再評価(出来事や感情の意味づけを変えること)」の考え方と重なる。Liebermanら(2007)は、怒りや恐れの表情の写真を見せる脳画像実験で、感じている感情を言葉で名づける「感情ラベリング」によって、扁桃体(恐怖に反応する脳部位)の活動が弱まることを示した。またJamiesonら(2012)の実験では、人前で話す課題の前に、緊張による体の高ぶりを「挑戦に備える役立つ反応」と理解するよう教えられた人は、心臓血管の反応が効率的になり、脅威への注意の偏りも小さくなった。不安を感じたら、何が怖いのかを書き出し、体の反応の意味を知ることが、新しい一歩を踏み出す助けになる。 参考:Liebermanら(2007)「Putting Feelings Into Words」 ↗/Jamiesonら(2012)「Mind over matter: Reappraising aro…」 ↗
「人生において、恐れるべきものは何もありません。あるのは、理解すべきものだけです」

Nothing in life is to be feared, it is only to be understood.

— マリー・キュリー 発言として伝わる

恐怖の多くは「わからないもの」への反応である。ならば、恐れの処方箋は勇気の空元気ではなく、理解 ── 放射能という未知に生涯を捧げ、二度のノーベル賞に至った科学者の、恐怖と知の関係についての定式

心理学では
キュリーの言葉は、心理学でいう「不確実性への非耐性」(先が分からない状態を強く嫌う傾向)と、その乗り越え方の要点を突いている。Carleton(2016)は不安研究を幅広く検討したレビューで、「未知への恐れ」が多くの恐怖や不安の根にある基本的な恐れだと論じた。またde Berkerら(2016)は電気刺激を用いた実験で、刺激が来るかどうか予測しにくい状況ほど、主観的なストレスや生理的なストレス反応が強まることを示した。分からないこと自体が、人を身構えさせ、消耗させるのである。心配ごとが浮かんだら、分かっていることと分かっていないことを書き出し、調べられることから調べる。その小さな理解の積み重ねが、恐れを扱える大きさに変える助けになる。 参考:Carleton(2016)「Fear of the unknown: One fear to r…」 ↗/de Berkerら(2016)「Computations of uncertainty mediat…」 ↗

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