「最良の瞬間は、困難だが価値ある何かを成し遂げようと、心身を限界まで自発的に働かせたときに訪れる」
The best moments usually occur when a person's body or mind is stretched to its limits in a voluntary effort to accomplish something difficult and worthwhile.
— ミハイ・チクセントミハイ 『フロー体験』(1990)
幸福は快適さではなく没入の中にある
- 心理学では
- この言葉は、心理学でいう「フロー」(挑戦の難しさと自分の技能がつり合ったときに生じる、時を忘れるほどの没入状態)を言い表している。Csikszentmihalyi & LeFevre(1989)は、働く人に一日に何度も合図を送り、その瞬間の活動と気分を記録してもらう経験抽出法の研究を行った。その結果、フローは余暇よりも仕事中に多く生じており、フローの最中ほど人は幸福感や集中、創造性を高く報告していた。充実は、くつろぎよりも手応えのある挑戦の中に宿るのである。ただし課題が難しすぎると不安に、易しすぎると退屈に傾くため、少し背伸びする程度に難しさを調整するとよい。仕事や趣味に自ら選んだ小さな挑戦を置くことが、最良の瞬間を増やす助けになる。 参考:Csikszentmihalyi & LeFevre(1989)「Optimal experience in work and lei…」 ↗