幸せの名言集

明石家さんまの名言2選

日本のお笑いタレント(1955-)

「努力を努力だと思ってる時点で、好きなやつには勝てない。俺は好きだから、やってるだけ」

— 明石家さんま ラジオ・番組での発言の趣旨

「努力は報われる」という言葉が嫌い、と語る文脈での持論。歯を食いしばる努力は、笑いながらやる「好き」に長期戦で敵わない ── 60年笑い続ける本人の稼働時間が、そのまま証明になっている

心理学では
この言葉は、内発的動機づけ(活動そのものの楽しさから生まれるやる気)と、調和的情熱(好きな活動が生活に無理なく溶け込んだ状態)の強さを語っている。Vallerandら(2007)はバスケットボールや水球などの選手を対象とした研究で、活動への情熱が強い人ほど上達のための意図的な練習に多くの時間を注ぎ、その練習量が成績の高さと結びつくことを示した。好きだからこそ、練習が自然に積み重なるのである。ただし、やめられない焦りに駆られる情熱は消耗を招きやすく、楽しさを保つ工夫と組み合わせるとよい。日々の仕事でも、自分が「好き」と感じる部分を見つけて時間を注ぐことが、長く続く力につながる。 参考:Vallerandら(2007)「On the Role of Passion in Performa…」 ↗
「生きてるだけで、丸儲け」

— 明石家さんま 持ちネタ・座右の銘として著名

命があること自体がすでに「儲け」であり、その上に起こることはすべておまけである ── 幸福の基準線を「生存」まで下げることで、日常のすべてを黒字に変えてしまう会計法。娘IMALUの名前の由来としても知られる

心理学では
この名言は、幸福の判断が「参照点(比べる基準)」との差で決まるというプロスペクト理論(Kahneman & Tversky(1979))の考え方を、自分で基準を「生存」まで引き下げる技として使っている。Kooら(2008)は大学生を対象とした実験で、恋人との出会いなど良い出来事が「もし起きなかったら」と想像する心的引き算(今あるものを頭の中で消してみること)が、その出来事をただ思い出すよりも気分を高めることを示した。Friasら(2011)の実験でも、自分の死を具体的に思い描いた人は感謝の気持ちが高まった。朝の数秒、「今日も生きている」と心の中で引き算してから一日を始めると、ささいな出来事も儲けとして味わえるようになる。 参考:Kahneman & Tversky(1979)「Prospect Theory: An Analysis of De…」 ↗/Kooら(2008)「It's a wonderful life: Mentally su…」 ↗/Friasら(2011)「Death and gratitude: Death reflect…」 ↗

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あわせて読む 世界の主要ウェルビーイング研究 → 名言が言ってきたことを、研究はどう確かめてきたか。幸せの研究の著名論文2,358本を、要旨と研究の系譜で。 思想ごとの名言も 世界の思想と宗教の幸福観マップ → 47の思想・宗教それぞれを代表する名言を、思想の幸福観とあわせて。
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