「船を造りたいなら、人を集めて木を集めさせ、仕事を割り振るのではなく、海への果てしない憧れを教えよ」
If you want to build a ship, don't drum up the men to gather wood... but rather teach them to long for the endless immensity of the sea.
— サン=テグジュペリ(とされる) 『城砦』の趣旨の要約として流通(定型文の典拠は不詳)
※『城砦』の要約的翻案であり、この文言自体は本人の筆ではない
管理(タスクの割り振り)ではなく、憧れ(目的の共有)が人を動かす、というリーダーシップ論の定番句。憧れを持った人は、命じられなくても木を探し、造り方を学び始める ── 動機づけの設計を「外から内へ」転換する比喩
- 心理学では
- この名言は、自律的動機づけ(やらされ感ではなく、自ら価値を感じて動く意欲)の引き出し方を語っている。Bono & Judge(2003)は職場の上司と部下を調べ、ビジョンを語る変革型リーダー(目的を共有して人を鼓舞するリーダー)のもとで働く人ほど、仕事の目標を「自分のもの」と感じていることを示した。Grantら(2007)の実験では、電話募金の担当者が奨学金の受益者本人と短く会うだけで、粘り強さと集めた金額が高まった。仕事の先にある「海」を見せることが、人を内側から動かす。人に仕事を頼むときは、手順より先に、それが誰のどんな未来につながるのかを語る。 参考:Bono & Judge(2003)「Self-Concordance at Work: Toward U…」 ↗/Grantら(2007)「Impact and the art of motivation m…」 ↗