「良いことを連れてこない不幸は、ない」
No hay mal que por bien no venga.
— スペイン語圏のことわざ No hay mal que por bien no venga
どんな悪い出来事も、後から見れば何らかの良いことにつながっている、というスペイン語圏で最もよく使われる励ましのことわざ。日本の「災い転じて福となす」に相当する
- 心理学では
- このことわざは、心理学でいう「ベネフィット・ファインディング」(逆境の中に、得たものや意味を見いだすこと)を言い表している。Affleckら(1987)は、初めて心臓発作を起こした男性を長期にわたって追跡した縦断研究で、発作後まもなく「この病気から得たものがある」と語った人ほど、その後の再発作や健康悪化が少なかったことを報告した。またKing & Miner(2000)の実験では、つらい体験から得た恩恵について数日間書いた大学生は、その後の学内保健センターの受診が減った。ただし傷がまだ生々しいうちは、まず悲しみや怒りを十分に認めてから良い面に目を向けるとよい。困難に出会ったら、少し時間をおいて「この経験が自分にもたらしたもの」を書き出してみることが、気持ちの立て直しにつながる。 参考:Affleckら(1987)「Causal attribution, perceived bene…」 ↗/King & Miner(2000)「Writing about the Perceived Benefi…」 ↗