ウェルビーイングの調査・報告書

2025年版テーマ:ダッシュボード年次更新(50指標中44指標)と一般社会調査(GSS)の毎年実施化

Measuring What Matters ダッシュボード 2025年更新(50指標中44指標、2025年9月15日)

オーストラリア財務省(2023年の声明)。ダッシュボードの更新は2024年からオーストラリア統計局(ABS)

本号は、オーストラリア政府のウェルビーイング(暮らしの良さ)・フレームワーク「大切なことを測る(Measuring What Matters)」のダッシュボードの2025年更新版である。オーストラリア統計局(ABS)が2025年9月15日に公表し、50指標のうち44指標を更新した。家賃上昇の鈍化、住宅ローン金利負担の鈍化、保全される陸地・水域の拡大、再生可能エネルギーの進展といった改善が示された。一方で、世界情勢を踏まえて「安全だと感じる」人の割合が2025年までの1年で大きく下がったことが最大の課題として挙げられている。

この号の内容

44指標を更新、2回目の年次更新

ABSは、政府のウェルビーイング・フレームワークの一環として、ダッシュボードの最新の年次更新を公表した。2023年に最初の「Measuring What Matters 声明」が出されて以来、年次更新は今回が2回目である。今回の公表では、ダッシュボードに収められた50指標のうち44指標が更新された。発表はアンドリュー・リー生産性・競争・慈善団体・財務担当副大臣とジム・チャーマーズ財務大臣の共同メディアリリースの形で行われた。

📖 報告書では:財務省メディアリリース(2025年9月15日)第1・3・5段落

5つのテーマで暮らしを見る

ダッシュボードは、公開されているデータを1か所に集め、誰でもオーストラリアのウェルビーイングを左右する傾向を確かめられるようにしたものである。指標は「健康(healthy)」「安全・安心(secure)」「持続可能(sustainable)」「まとまり(cohesive)」「豊かさ(prosperous)」の5テーマに分けて整理されている。リリースは、このフレームワークの目的を、オーストラリアの人々・地域社会・経済にとってより良い成果を出すために、人々にとって最も大切なことを測ることだと説明している。

📖 報告書では:財務省メディアリリース 第2・4段落

住宅費・環境・再エネで改善

データには一連の改善が示された。具体的には、家賃上昇の鈍化と住宅ローン金利負担の鈍化が挙げられている。環境面では、保全に充てられる陸地と水域の割合が拡大した。経済の中で再生可能エネルギーを増やす取り組みも引き続き進展している。なお、リリースはこれらの改善幅の具体的な数値は示していない。

📖 報告書では:財務省メディアリリース 第6段落

「安全だと感じる」人が大きく減少

課題として、世界の出来事に対する見方を踏まえて安全だと感じるオーストラリア人の割合が、2025年までの1年で著しく低下したことが強調されている。これは今回の更新でリリースが名指しした唯一の悪化項目である。低下の幅を示す数値はリリースには書かれていない。

📖 報告書では:財務省メディアリリース 第6段落

GSS毎年化、5年で14.8百万豪ドル

政府は、データ公表の速さがウェルビーイング向上と政策変更に欠かせないとして、5年間で14.8百万ドル($14.8 million)をABSに拠出し、一般社会調査(General Social Survey=GSS、暮らしや社会参加を幅広く尋ねるABSの調査)を2025年から毎年継続して実施させる。刷新された調査の結果は、来年の「Measuring What Matters 声明」に組み込まれる。来年の声明では傾向をより深く分析し、うまくいっている点と改善すべき点を振り返るとしている。拡充された調査データは年次ダッシュボードにも使われ、毎年更新される指標の数が増える。

📖 報告書では:財務省メディアリリース 第7〜9段落

この号の調べ方

対象はオーストラリアのウェルビーイング・ダッシュボードで、5つのテーマの下に50の指標を置き、公開データを集約している。今回はABSによる2025年の年次更新で、50指標中44指標が新しいデータに置き換えられた。公表日は2025年9月15日で、2023年の最初の声明以来2回目の年次更新である。

この号から言えること

  • 住宅費(家賃・住宅ローン金利負担)、自然保全、再生可能エネルギーという生活と環境の両面で改善の動きが記録された号である。
  • 一方で、世界情勢を受けた「安心感」の指標は1年で著しく低下しており、客観的な条件の改善と人々の感じ方が同じ方向に動くとは限らないことを示している。
  • GSSの毎年実施化(5年で14.8百万ドル)により、今後は毎年更新される指標が増え、来年の声明でより踏み込んだ傾向分析が行われる予定である。

読むときの注意

今回参照できた元資料は財務省のメディアリリースのみで、各指標の具体的な数値や生活満足度の値は書かれていない。改善・悪化の大きさを知るには、ABSのダッシュボード本体で各指標を確認する必要がある。また、50指標のうち6指標は今回更新されていない。

出典

主に参照した箇所:財務省メディアリリース「Release of updated Measuring What Matters dashboard」(2025年9月15日)全文。この記事は、上の公式資料に書かれていることだけをもとにAIが書き、記事中の数字が元資料にあることを照合しています(2026-10-12取得)。正確な値や文脈は原典で確かめてください。

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