幸せの名言集

ハワイの伝統的価値観の名言2選

「アロハ ── 息(ハー)を分かち合うこと。愛と敬意と思いやりをもって、互いに接すること」

Aloha: to share the breath of life.

— ハワイの伝統的価値観 ハワイ州法(Aloha Spirit法, 1986)にも精神が定義されている

ハワイ州の州法に「アロハ・スピリット」条項が実在する

アロハは挨拶であると同時に、アカハイ(優しさ)・ロカヒ(調和)・オルオル(心地よさ)・ハアハア(謙虚さ)・アホヌイ(忍耐)の頭文字を取った生き方の規範でもある。語源的には「息(ハー)を共にする」こと、つまり命を分かち合うことを意味するとされる

心理学では
アロハの精神は、心理学でいう向社会的行動(他者の役に立とうとする行動)を、挨拶や法という形で社会規範(集団で共有されるふるまいのルール)に組み込んだものである。Aknin ら(2013)は、世界各国の調査で他者のためにお金を使う人ほど幸福感が高いことを示し、さらにカナダやウガンダなどでの実験で、他者のための支出が実際に幸福感を高めることを確かめた。またFowler & Christakis(2010)は経済ゲームの実験で、協力を受けた人がその後別の相手にも協力しやすくなり、思いやりが人から人へ広がることを明らかにした。毎日の挨拶にひと言の気づかいを添えることが、職場や家庭に親切の連鎖を生む第一歩になる。 参考:Aknin ら(2013)「Prosocial spending and well-being:…」/Fowler & Christakis(2010)「Cooperative behavior cascades in h…」 ↗
「マラマ・アイナ ── 大地を慈しみ世話をすれば、大地があなたを養ってくれる」

Mālama 'āina.

— ハワイの伝統的価値観 ハワイ語(マラマ=世話する・慈しむ、アイナ=大地)

現代ハワイの環境教育・観光倫理の中心概念

土地は所有物ではなく、世話をし合う関係の相手であるという考え方。大地を慈しむ(マラマ)ことと大地に養われることは一つの循環であり、人の幸福は土地との関係の健全さと切り離せないとする

心理学では
この名言は、心理学でいう「自然とのつながり(nature connectedness:自分を自然の一部と感じる感覚)」と、自然を世話することが自分の幸福にも返ってくるという互恵的な関係を言い表している。Capaldiら(2014)は多数の研究を統合したメタ分析で、自然とのつながりを強く感じる人ほど、幸福感や活力、ポジティブな感情が高いことを示した。またBrown & Kasser(2005)は、青年と成人を対象とした相関研究で、環境に配慮した行動をとる人ほど主観的幸福感(自分の人生への満足や快の感情)が高く、環境への配慮と自分の幸福は両立することを見いだした。庭や鉢植えの手入れ、近所の清掃、地元の食材選びといった小さな世話を習慣にすることが、土地と自分の双方を養う循環につながる。 参考:Capaldiら(2014)「The relationship between nature co…」/Brown & Kasser(2005)「Are Psychological and Ecological W…」 ↗

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