幸せの名言集

仏教の教えの名言2選

「恩を知り、恩に感じ、恩に報いる(知恩・感恩・報恩)」

— 仏教の教え 『大乗本生心地観経』の四恩思想などに由来

感謝を「知る→感じる→行動する」の三段階で捉える

心理学では
この教えは、感謝を認知(恩恵を受けたと気づくこと)、感情(ありがたいと感じること)、行動(お返しをすること)の三つの側面からとらえる心理学の見方と重なる。McCulloughら(2001)は感謝を、他者から恩恵を受けたと知らせる「道徳的なバロメーター」であり、相手に報いようとする向社会的行動(人のためになる行動)への動機を生む感情だと整理した。Bartlett & DeSteno(2006)の実験では、助けられて感謝を感じる場面を体験した参加者は、そうでない参加者より、手間のかかる頼みごとでも進んで引き受けた。恩に気づき、心で味わい、小さな行動で返すことを日々重ねることが、人との信頼を育てる。 参考:McCulloughら(2001)「Is gratitude a moral affect?」/Bartlett & DeSteno(2006)「Gratitude and Prosocial Behavior」
「無財の七施:財がなくても、眼施・和顔施・愛語施など七つの施しができる」

— 仏教の教え 『雑宝蔵経』

お金がなくても、まなざしや言葉で人に与えられる

心理学では
無財の七施は、心理学でいう向社会的行動(他者のためになる行い)を、お金をかけない小さなふるまいにまで広げた考え方である。Sandstrom & Dunn(2014)は、コーヒー店の客に店員と目を合わせ、笑顔で短い会話をするよう依頼する実験を行った。その結果、手早く用件だけを済ませた客と比べて、前向きな気分と人とのつながりの感覚が高まった。またOtakeら(2006)は日本の大学生を対象に、自分がした親切を一週間数える介入を行い、主観的幸福感(自分は幸せだという実感)が高まることを報告している。朝の挨拶にやわらかなまなざしと温かいひと言を添えることが、相手と自分の双方の心を温める。 参考:Sandstrom & Dunn(2014)「Is efficiency overrated?: Minimal …」 ↗/Otakeら(2006)「Happy People Become Happier throug…」

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