ウェルビーイングの調査・報告書

2022年版テーマ:教科の学力と、授業改善・ICT活用・生活習慣・学校生活への意識(質問紙調査)

令和4年度 全国学力・学習状況調査 報告書・調査結果資料(質問調査を含む)

文部科学省・国立教育政策研究所

文部科学省と国立教育政策研究所が実施した令和4年度の全国学力・学習状況調査の結果概要である。小学校の国語・算数・理科、中学校の国語・数学・理科の教科調査に加え、児童生徒と学校への質問紙調査を集計している。教科の平均正答率は小学校で国語65.8%・算数63.3%・理科63.4%、中学校で国語69.3%・数学52.0%・理科49.7%である。質問紙では「学校に行くのは楽しい」「将来の夢や目標を持っている」と答えた割合が前年度と比べて横ばいであり、授業での主体的な取り組みやICT活用、ゲーム・SNSの時間と正答率との関係も示されている。

この号の内容

約190万人の調査と正答率

調査は令和4年4月19日に実施され、集計対象は小学校978,111人(18,867校、98.7%)、中学校928,509人(9,762校、94.9%)である。平均正答率は小学校で国語65.8%・算数63.3%・理科63.4%、中学校で国語69.3%・数学52.0%・理科49.7%である。前年度(理科は平成30年度)は小学校算数70.3%、中学校理科66.5%などであった。後日実施の学校(小学校107校・中学校65校)は全体集計から除外されている。

📖 報告書では:「調査概要」「教科に関する調査結果概要」p.1

小学校は記述と割合に課題

小学校国語では「書くこと」の平均正答率が48.6%と低く、自分の文章のよさを見付ける問題の正答率は37.9%である。一方、話の中心を捉える質問の問題は84.8%であった。算数では、飲み物の量を半分にしても果汁の割合は変わらないことを問う問題の正答率が21.6%にとどまり、67.7%の児童が「割合も1/2になる」を選んだ。報告書は、日常の場面に対応させながら割合を理解させる指導が大切だとしている。

📖 報告書では:「小学校国語」p.2–3、「小学校算数」p.6–7

中学数学・理科の改善と課題

中学校数学では「思考・判断・表現」の平均正答率が36.8%であり、初めて出題された箱ひげ図の読み取りは正答率44.4%であった。多数回の試行による確率の問題は83.6%で、平成26年度の類題(77.0%)より改善の傾向が示されている。中学校理科では、条件を制御した実験計画の問題が78.8%と、平成27年度の類題(39.6%)から改善した。一方、実験計画を検討・改善する問題は43.8%にとどまった。

📖 報告書では:「中学校数学」p.8–9、「中学校理科」p.12–13

主体的な学びと正答率

「授業で課題の解決に向けて自分で考え、自分から取り組んでいた」と肯定的に答えた児童生徒ほど、各教科の平均正答率が高い傾向がある。例えば小学校国語では「当てはまる」72.5%に対し「当てはまらない」49.1%である。「家にある本の冊数」は家庭の社会経済的背景(SES)の代わりに使われる指標である。冊数が少ない層ほど正答率は低い傾向だが、その層でも発表を工夫している児童生徒ほど正答率が高い傾向がみられる。

📖 報告書では:「2(1).主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善に関する取組状況①②」p.14–15

ICT利用は1年で拡大

授業でPC・タブレットを「ほぼ毎日」使ったと答えた児童生徒の割合は、前年度より約15ポイント増加した。ICT機器が勉強の役に立つと肯定的に答えた児童生徒は90%を超える。教員がICT機器の使い方を学ぶ研修機会が「ある」系の学校は90%を超え、前年度から約10ポイント増えた。発表・表現の場面でのICT使用頻度と正答率の間には相関はみられず、報告書は今後詳細に分析する予定としている。

📖 報告書では:「2(3).ICTを活用した学習状況」p.20–22

ゲーム・SNSとコロナ休業

1日のゲーム時間やSNS・動画視聴時間が長い児童生徒ほど、各教科の平均正答率が低い傾向がある。SNSや動画視聴を1日1時間以上行う割合は、小学校で約50%、中学校で約75%である。令和3年度の臨時休業等の日数は小中学校とも「10日未満」が約95%であった。臨時休業等の日数と各教科の平均正答率との間に相関はみられなかった。

📖 報告書では:「2(5).その他(ゲームやSNS・動画視聴の状況)」p.25、「2(4).新型コロナウイルス感染症の影響による学校の臨時休業と児童生徒の学習状況」p.24

日本の結果

全国の児童生徒のうち「学校に行くのは楽しい」と肯定的に答えた割合は小学校85.4%、中学校83.0%であり、前年度と比べて横ばいである。「将来の夢や目標を持っている」と肯定的に答えた割合は小学校79.8%、中学校67.4%で、こちらも横ばいである。「今住んでいる地域の行事に参加している」と肯定的に答えた割合は、前年度と比べて特に小学校で減少している。

この号の調べ方

対象は全国の小学校・中学校の調査対象学年の児童生徒(公式メモでは小6・中3)と学校であり、令和4年4月19日に実施された。集計対象は小学校978,111人、中学校928,509人である。教科調査(国語、算数・数学、理科)のほか、児童生徒質問紙と学校質問紙を用いており、質問は「当てはまる」から「当てはまらない」までの4段階などで回答する。児童生徒質問紙は一部の学校でPC・タブレットによるオンライン回答が試行された。

この号から言えること

  • 小学校算数の「割合」の問題で正答率21.6%にとどまるなど、知識を日常場面で使う力や記述する力に課題が集中している。
  • 授業で主体的に取り組む・発表を工夫する児童生徒ほど正答率が高い傾向は、家庭の本の冊数が少ない層でもみられる。
  • 1人1台端末の本格活用が始まり、授業でのICT「ほぼ毎日」利用が1年で約15ポイント増えた。
  • 学校の楽しさや将来の夢・目標への肯定的回答は前年度から横ばいである。一方、中学生の夢・目標(67.4%)は小学生(79.8%)より低い。

読むときの注意

示されている関係はいずれも相関であり、例えばゲーム時間を減らせば正答率が上がるという因果を示すものではない。主な指標として挙げられた「幸せな気持ちになることはどれくらいありますか」の結果は、この概要資料の抜粋には掲載されていない。私立学校の集計対象学校の割合は小学校50.8%・中学校43.7%と低い点にも注意が必要である。

出典

主に参照した箇所:結果概要PDF(22summary.pdf)p.1–26(教科調査 p.1–13、質問紙調査 p.14–26、経年変化 p.26)。この記事は、上の公式資料に書かれていることだけをもとにAIが書き、記事中の数字が元資料にあることを照合しています(2026-10-12取得)。正確な値や文脈は原典で確かめてください。

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