ウェルビーイングの調査・報告書

2025年版テーマ:トピック:生活満足度と他変数の関連(15〜39歳)

こども・若者総合調査(令和7年度、2026年4月公表)

こども家庭庁(2022年度調査は内閣府が実施し、2023年4月にこども家庭庁へ移管)

こども家庭庁が3年ごとに行う「こども・若者総合調査」の令和7年度版(2026年4月公表)で、全国の10〜39歳9,648人が回答した。「今、自分が幸せだと思う」と答えた人は10〜14歳で94.6%、15〜39歳で86.3%に上り、いずれも令和4年(94.2%・84.4%)を上回った。15〜39歳で「今の自分が好きだ」と答えた人は60.0%から67.5%へ増えた。一方で、生活上の困難や落ち込みを経験したと答えた人は前回より大きく増えている。

この号の内容

幸福感と生活満足度

「今、自分が幸せだと思う」に肯定的に答えた人は、10〜14歳で94.6%(「そう思う」63.1%)、15〜39歳で86.3%(同41.5%)である。生活満足度(0〜10点の11段階で今の生活への満足を答える質問)の平均は、10〜14歳が8.0点、15〜39歳が6.5点である。10〜14歳では「10点」が25.9%で最も多く、7点以上が82.6%を占める。15〜39歳では「7点」が21.1%で最も多く、7〜10点は57.1%、0〜3点は11.3%である。

📖 報告書では:結果の概要PDF p.8「今の幸福感」「生活満足度」

「今の自分が好きだ」が上昇

10〜14歳で「今の自分が好きだ」に肯定的に答えた人は83.1%で、令和4年の78.6%から上がった。同じ年代で「親(保護者)から愛されていると思う」は97.4%に達し、肯定的な4項目の中で最も高い。15〜39歳では「今の自分が好きだ」が67.5%(令和4年60.0%)、「自分らしさがある」が86.3%(同84.1%)である。ただし15〜39歳で「自分自身に満足している」は56.6%にとどまる。

📖 報告書では:結果の概要PDF p.6–7「自己認識」

居場所は家庭と自分の部屋

「ほっとできる・安心できる場所か」を場所ごとに尋ねると、10〜14歳では家庭91.9%、自分の部屋80.7%、学校74.5%、インターネット空間67.2%、地域60.1%の順である。15〜39歳では家庭86.9%、自分の部屋84.2%、インターネット空間59.8%、地域50.1%、学校46.5%、職場44.3%と続く。15〜39歳で居場所が1つ以上ある人は98.1%で、令和4年と同じ値である。

📖 報告書では:結果の概要PDF p.9「居場所」、p.14「安心できる場所の数」

孤独感は年代で差

「どの程度孤独であると感じるか」という直接質問では、10〜14歳の42.8%が「まったくない」、32.2%が「ほとんどない」と答えた。15〜39歳では「決してない」が16.5%、「ほとんどない」が33.1%である。UCLA孤独感尺度(「話せる人がいない」など3項目を点数化して孤独感を測る方法)を参考にした間接質問でも、同じ傾向が見られる。15〜39歳の間接質問で「決してない」は14.5%で、令和4年の11.6%から増えた。

📖 報告書では:結果の概要PDF p.10「孤独感」

困難・落ち込み経験が増加

10〜14歳で、ものごとがうまくいかず落ち込んだ経験がある人は79.7%で、令和4年の67.8%から増えた。15〜39歳で、社会生活や日常生活を送るうえで困難を経験した人は59.5%で、令和4年の45.1%から増えている。困難から改善した経験がある人は、10〜14歳で91.9%、15〜39歳で71.6%である。立ち直ったきっかけとして、10〜14歳では「友だちの助け」61.9%と「家族や親せきの助け」61.0%が多い。15〜39歳では「家族や親戚の助け」56.1%が最も多い。

📖 報告書では:結果の概要PDF p.18–19「落ち込んだ経験」「困難に直面した経験」

満足度と関連する要因

15〜39歳について、生活満足度が7点以上の人の割合を他の項目と組み合わせて集計(クロス分析)している。尊重してくれる人が1人以上いる人では58.5%で、いない人の33.0%より約26ポイント高い。心の健康状態が「よい」人は「よくない」人より約53ポイント高い。暮らし向き別では「下」16.1%、「中の下」30.5%、「中の中」60.9%、「中の上」「上」79.2%である。安心できる場所が0個の人では2割弱、6個の人では7割半であり、場所の数が多い人ほど満足度が高い傾向にある。

📖 報告書では:結果の概要PDF p.22「トピック(生活満足度と他変数の関連)」、報告書第3部第1章

日本の結果

日本全国の10〜39歳を対象とした調査である。生活満足度の平均は10〜14歳が8.0点、15〜39歳が6.5点である。「今、自分が幸せだと思う」は10〜14歳で94.6%、15〜39歳で86.3%で、令和4年の94.2%・84.4%から上がった。将来に明るい希望があると答えた人は10〜14歳で84.4%、15〜39歳で68.8%である(令和4年82.0%・66.4%)。

この号の調べ方

令和7年4月1日時点で10〜39歳の男女20,000人を、層化二段無作為抽出法(地域と都市規模で層に分けて地点と人を無作為に選ぶ方法)で選んだ。調査は郵送で行い、オンライン回答も併用している。調査期間は2025年11月25日〜12月12日である。有効回答は9,648人(有効回収率48.2%)で、内訳は10〜14歳1,636人、15〜39歳8,012人である。調査票は年代別に2種類あり、3年周期で実施する。令和4年との比較は、5%水準で統計的に有意な差がある箇所を中心に解説している。

この号から言えること

  • 幸福感と自己肯定感は前回より上がった。特に15〜39歳の「今の自分が好きだ」は7.5ポイント増えている。
  • 同じ期間に、困難や落ち込みを経験したと答えた人も大きく増えた(15〜39歳45.1%→59.5%、10〜14歳67.8%→79.7%)。明るい数字と並ぶこの増加は読みどころである。
  • 生活満足度は10〜14歳の8.0点から15〜39歳の6.5点へ下がり、年代による差が大きい。
  • 尊重してくれる人がいる、心の健康がよい、暮らし向きが上、安心できる場所が多い——こうした人ほど生活満足度が高い傾向がある。

読むときの注意

生活満足度と他の項目の関連はクロス集計で示した相関であり、どちらが原因かを示すものではない。有効回収率は48.2%で、回答しなかった人の状況は結果に反映されていない。また10〜14歳と15〜39歳では調査票や選択肢が異なる(例:孤独感の「まったくない」と「決してない」)ため、年代間の単純な比較には注意が要る。

出典

主に参照した箇所:結果の概要PDF p.2–22、報告書第1部「調査の概要」p.1–4。この記事は、上の公式資料に書かれていることだけをもとにAIが書き、記事中の数字が元資料にあることを照合しています(2026-10-12取得)。正確な値や文脈は原典で確かめてください。

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