ウェルビーイングの調査・報告書

2015年版テーマ:生徒のウェルビーイング(学校・家庭での経験と、生徒の健康・生活満足・つながり・将来への意欲)

PISA 2015 Results (Volume III): Students' Well-Being(2017年4月公表)

OECD(経済協力開発機構)。日本は文部科学省・国立教育政策研究所が実施

本号は、OECD(経済協力開発機構)の生徒の学習到達度調査PISA(Programme for International Student Assessment)の2015年調査の結果を5分冊で報告するうちの第3巻『生徒のウェルビーイング(Students' Well-Being)』で、2017年4月19日に公表された。科学・読解・数学の学力ではなく、15歳の生徒の心身の健康、生活への満足、他者とのつながり、将来への意欲を扱う。中心となる話題は、学校で起きることが生徒の幸福とどう結びついているかである。依頼時に示された要約値では、OECD平均の生活満足度は0〜10で7.3、日本はこれを下回る。

この号の内容

PISA2015の5分冊の第3巻

PISAは、生徒が科学・読解・数学で何を知っているかだけでなく、その知識で何ができるかを調べる国際調査である。3年ごとに実施され、2015年調査は6回目にあたる。2015年の結果は5つの巻に分けて公表され、本号はそのうちの第3巻である。各国の教育者や政策担当者が、他国の学習成果の質と公平性を知り、その政策や実践から学べるようにすることを目的に掲げている。

📖 報告書では:公式ページ概要(abstract)

よい面と悪い面の両方を測る

本号は、思春期の生徒のウェルビーイング(幸福・よい状態)を幅広い指標の組み合わせで捉える。指標には、不安や低い学力といった望ましくない結果と、関心・学習への積極的な関わり(エンゲージメント)・達成への意欲といった健やかな成長を後押しする要素の両方が含まれる。幸福を一つの数字ではなく、プラスとマイナスの両面から見る設計である。

📖 報告書では:公式ページ概要(abstract)

学校が幸福を左右する場とされる

報告書は、子どもが授業を受け、同級生と交わり、教師や職員と関わることで、教室でかなりの時間を過ごしている点を出発点に置く。そのうえで、学校と家庭で起きることが、生徒の身体と心の健康、生活の様々な面への満足、他者とのつながりの感覚、将来への抱負を理解する鍵だと位置づけている。

📖 報告書では:公式ページ概要(abstract)

生活満足度はOECD平均7.3

生活満足度は「全体として、最近のあなたは自分の生活にどのくらい満足していますか」という質問に0〜10で答えるものである。OECD平均は7.3(日本の項で示される値では7.31)である。一方で、約12%の生徒が0〜4の「満足していない」に当たる回答をしている。平均は中央の5を上回るが、およそ8人に1人は不満側にいる。

📖 報告書では:依頼時の公式一行メモ(本文PDFの該当ページ・図は今回の抜粋では未確認)

からかい被害が1割超の国は34

他の生徒からからかわれると答えた生徒の割合が1割を超えた国・地域は、53のうち34である。半数を大きく上回る国・地域で、からかいが10人に1人以上の生徒の経験となっている。

📖 報告書では:依頼時の公式一行メモ(本文PDFの該当ページ・図は今回の抜粋では未確認)

疎外感と不満は3倍の差

学校への所属感は「学校の一員だと感じている」「学校ではよそ者だと感じる」など6項目でつくる指標で測る。学校で疎外感を持つ生徒は、持たない生徒に比べて、生活に満足していないと答える割合が3倍である。これは両者が同時に見られるという関係であり、どちらが原因かを示すものではない。

📖 報告書では:依頼時の公式一行メモ(本文PDFの該当ページ・図は今回の抜粋では未確認)

日本の結果

依頼時に示された値では、日本の15歳の生活満足度の平均はOECD平均7.31を下回る。9〜10の「とても満足」と答えた生徒は23.8%である。0〜4の「満足していない」は16.1%で、OECD平均の約12%より高い。なお、今回の元資料抜粋(公式ページ)には日本についての本文記述は含まれておらず、これらの値の掲載ページは確認できていない。

この号の調べ方

対象はPISA2015に参加した15歳の生徒で、2015年に実施された6回目の調査である。生活満足度は0〜10の11段階で自己評価する1問、学校への所属感は6項目の回答から作る指標で測る。からかい被害の比較は53の国・地域を対象としている。参加国数や生徒数の全体規模は今回の抜粋には記載がない。

この号から言えること

  • OECD平均で生活満足度は7.3と中央より高いが、約12%は0〜4の不満側にいる。日本は平均がこれより低く、不満側も16.1%とOECD平均より多い。
  • 学校で疎外感を持つ生徒ほど生活に満足していないと答える割合が高く、その差は3倍である。学校での人間関係と生徒の幸福の結びつきが読みどころである。
  • 本号は幸福を不安や低学力といったマイナス面と、関心・意欲といったプラス面の両方で捉えており、学力調査の枠を超えた生徒像を示している。

読むときの注意

今回の元資料は公式ページの概要が中心で、本文PDFのページ付き抜粋を含まないため、数値の掲載ページや図番号は示せていない。生活満足度・からかい・疎外感の数値は依頼時の要約に基づくもので、原典で確認することを勧める。疎外感と生活満足度の関係は相関であり、因果を示すものではない。

出典

主に参照した箇所:公式ページ概要(abstract)。数値は依頼時の公式一行メモと日本の要約値による(本文PDFの該当ページは未確認)。この記事は、上の公式資料に書かれていることだけをもとにAIが書き、記事中の数字が元資料にあることを照合しています(2026-10-12取得)。正確な値や文脈は原典で確かめてください。

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