退役軍人における社交不安と心的外傷後ストレス:ウェルビーイングと性格の強みとの関係
Social anxiety and posttraumatic stress in combat veterans: relations to well-being and character strengths.
T. Kashdan, Terri Julian, Keith Merritt et al.(2006)Behaviour Research and Therapy, 44(4), 561–583
PTSDや否定的感情を統制しても、社交不安が退役軍人の全般的・日常的な幸福や性格の強みの低さと独自に関連することを示した。
要旨根拠:抄録
精神疾患とポジティブな経験や特性との関係を調べた研究は少なく、PTSD(=心的外傷後ストレス障害)と社交不安が幸福にどう影響するかは未検討だった。本研究は、PTSDのある退役軍人とない退役軍人を対象に、自己報告、知人による評定、14日間の経験サンプリング法(=日常で繰り返し状態を記録する方法)を用いて調べた。PTSDと特性的な否定的感情を統制しても、社交不安は全般的な幸福と性格の強みの低さに関連し、日々の感情バランス、快い日の割合、ポジティブな社会活動、自尊感情、感謝の低さも独自に説明した。PTSDの診断自体には独自の関連がなかった。PTSDの治療で社交不安に直接取り組む価値を示唆する。
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