「人生の意味は、ただ生きているということ、それ自体である」
The meaning of life is just to be alive.
— アラン・ワッツ 『不安の時代の知恵』ほかの趣旨
生の意味を生の外に探さない
- 心理学では
- ワッツの言葉は、心理学でいう自己目的的経験(活動そのものが報酬となる状態)や、マインドフルネス(いまの体験に評価を加えずに注意を向けること)に通じる。Brown & Ryan(2003)は大学生や成人を対象とした相関研究と日誌研究で、日ごろからいまに気づいている傾向の強い人ほど、ポジティブな感情や人生満足感が高いことを示した。またKillingsworth & Gilbert(2010)は、スマートフォンで日常の気分をその場で尋ねる経験サンプリング研究を行い、心がいまの活動から離れているときほど幸福感が低いことを見いだした。生の意味を遠い目標に預けず、食事や散歩のひとときを味わうことが、満ち足りた毎日につながる。 参考:Brown & Ryan(2003)「The benefits of being present: Min…」/Killingsworth & Gilbert(2010)「A Wandering Mind Is an Unhappy Min…」