幸せの名言集

エイブラハム・リンカーンの名言2選

米国第16代大統領(1809-1865)。奴隷解放宣言

このうち2件は「出典に諸説あり」です。エイブラハム・リンカーンの言葉として流通していますが、一次資料での確認が難しいものです。

やってみよう › 熟達 出典に諸説あり
「私は歩みは遅いが、歩んだ道を引き返すことはない」

I am a slow walker, but I never walk back.

— エイブラハム・リンカーン(とされる) 典拠不詳

※帰属に諸説あり

遅くても後退しなければ前進である

心理学では
この名言は、心理学でいう「グリット(長期目標への情熱と粘り強さ)」と「進捗の原理(小さな前進の実感がやる気を支えるという考え)」に重なる。Duckworthら(2007)は大学生や陸軍士官学校の候補生などを対象とした研究で、グリットの高い人ほど学業や厳しい訓練で成果を上げやすいことを示した。またAmabile & Kramer(2011)は働く人々の日誌を分析し、意味ある仕事でわずかでも前進できた日ほど、意欲や前向きな気分が高いことを見いだした。熟達の土台は速さではなく、積み上げたものを手放さないことにある。その日に進んだ一歩を書き留めておくことが、次の一歩を踏み出す助けになる。 参考:Duckworthら(2007)「Grit: Perseverance and passion for…」 ↗/Amabile & Kramer(2011)「The progress principle」 ↗
なんとかなる › 楽観性 出典に諸説あり
「人はみな、幸せになろうと決心した分だけ幸せになれる」

Most folks are as happy as they make up their minds to be.

— エイブラハム・リンカーン(とされる) 典拠不詳

※Quote Investigatorは典拠を確認できていない

幸福には意図と決心の要素がある

心理学では
この名言は、幸福を左右する要因のうち「意図的活動」(自分で選んで続ける行動や考え方)の力を言い当てている。Lyubomirskyら(2005)は、気質や環境に加えて、日々の意図的な取り組みが持続的な幸福の変化を生むというモデルを示した。さらにLyubomirskyら(2011)は、大学生に感謝の手紙を書く、最高の未来の自分を思い描くといった課題を数週間続けてもらう介入研究を行った。その結果、幸せになりたいという意欲をもって参加し、努力して取り組んだ人ほど、幸福感が大きく伸びていた。ただし、幸せかどうかを絶えず採点するより、行動そのものに目を向けると続けやすい。今日、感謝したことを一つ書き留めることが、決心を幸せに変える第一歩になる。 参考:Lyubomirskyら(2005)「Pursuing Happiness: The Architectu…」/Lyubomirskyら(2011)「Becoming happier takes both a will…」

← 人物の一覧

あわせて読む 世界の主要ウェルビーイング研究 → 名言が言ってきたことを、研究はどう確かめてきたか。幸せの研究の著名論文2,358本を、要旨と研究の系譜で。 思想ごとの名言も 世界の思想と宗教の幸福観マップ → 47の思想・宗教それぞれを代表する名言を、思想の幸福観とあわせて。
名言の収集・分類・解説はAI(Claude)を活用し、はぴテックが確認したものです。「出典に諸説あり」の名言は、その人物の言葉として流通しているものの一次資料での確認が難しいもの、「要旨」は趣旨を短くまとめたものです。心理学の補足は、名言の知恵を心理学・幸福研究の知見で読み解いたもので、引用した論文は学術データベースで実在を照合しています。 解説付き全選(PDF) / 一覧(Excel)
© 株式会社はぴテック