「無条件の肯定的配慮こそ、人が育つ土壌である」
— カール・ロジャーズ 来談者中心療法の中核条件(1957)
条件付きでない受容が成長の前提となる
- 心理学では
- ロジャーズのいう無条件の肯定的配慮(成果や行動にかかわらず、その人の存在を尊重する態度)は、「こうでなければ認められない」という価値の条件をゆるめ、自己受容(ありのままの自分を認めること)を育てる土台である。Farber & Doolin(2011)は心理療法研究のメタ分析で、セラピストの肯定的配慮が良好な治療成果と関連することを示した。またAssorら(2004)は大学生とその母親を対象に、親の愛情を条件付きと感じてきた人ほど、成功時の満足が長続きせず、失敗時に恥を感じやすく、自尊感情が揺らぎやすいことを報告した。叱るときも行動への助言と存在への承認を分けて伝えることが、相手の成長を支える。 参考:Farber & Doolin(2011)「Positive regard.」 ↗/Assorら(2004)「The Emotional Costs of Parents' Co…」