「積小為大(小を積んで大と為す)」
— 二宮尊徳 『二宮翁夜話』等
大きなことを成し遂げたいなら、小さなことを疎かにせず積み重ねよ、という教え。尊徳は荒廃した農村の再建を、田一枚・俵一俵という地道な改善の集積によって成し遂げた
- 心理学では
- この名言は、心理学でいう「スモール・ウィン(小さな成功の積み重ね)」の考え方と重なる。Weick(1984)は、大きすぎる問題も手に負える小さな単位に切り分け、確実な成果を一つずつ重ねることで、圧倒される感覚が和らぎ、次の行動への勢いが生まれると論じた。熟達の研究では、Ericssonら(1993)が音楽学校のバイオリン専攻生を調べ、評価の高い演奏者ほど、「意図的練習(弱点を絞って改善する目的ある練習)」を長年にわたって多く積み重ねていたことを示している。大きな目標は、今日できる小さな一歩に分けて毎日記録していくと、着実に前へ進んでいる実感につながる。 参考:Weick(1984)「Small wins: Redefining the scale o…」 ↗/Ericssonら(1993)「The role of deliberate practice in…」 ↗