世界の主要ウェルビーイング研究

世界の論文 ・ B07 利他・親切・向社会性 ・ W0465
主要400 ありがとう 実証

他者のためにお金を使うと幸せになる

Spending Money on Others Promotes Happiness

Elizabeth W. Dunn, L. Aknin, M. Norton(2008)Science, 319(5870), 1687–1688

ひとことで
向社会的支出と幸福

自分よりも他者のためにお金を使う方が幸福を高めることを、調査・縦断研究・無作為化実験で示した。

要旨根拠:抄録

所得が幸福に与える影響は多く研究されてきたが、著者らは、いくら稼ぐかと同じくらい、どのようにお金を使うかが重要ではないかと考えた。具体的には、自分のためより他者のためにお金を使う方が幸福を高めるという仮説を立てた。全米代表サンプルの調査では、所得のうち他者のために使う割合が多い人ほど幸福であり、臨時ボーナスを受け取った会社員の現場研究でも、他者への支出が多いほどその後の幸福が高かった。さらに、無作為に割り当てた実験で、他者のためにお金を使うよう指示された参加者は、自分のために使った参加者より幸福感が高まった。お金の使い方を変えることで幸福を高められる可能性を示した研究である。

関係メモ——この研究のその後

  • 後続・発展W0592 Aknin(2013)が136か国で向社会的支出と幸福の関連を示し、W1082 Aknin(2012)が幸福と向社会的支出の正の循環を、W1227 Dunn(2014)が効果が強まる条件を整理した
  • 再現・検証一覧外:Aknin et al.(2020)の事前登録追試では、効果は元研究より小さいものの再現された
  • 統合(メタ分析)W1096 Hui(2020)とW0817 Curry(2018)のメタ分析が、向社会的行動と幸福の関連は小〜中程度であることを示した

反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。

この論文が出てくる研究の系譜

研究のつながり

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先行研究(この論文が引用している) 7本

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https://doi.org/10.1126/science.1150952
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DOI
10.1126/science.1150952

文献表記(APA第7版)

Dunn, E. W., Aknin, L. B., & Norton, M. I. (2008). Spending Money on Others Promotes Happiness. Science, 319(5870), 1687–1688. https://doi.org/10.1126/science.1150952

影響力の指標

著名度スコア
71.8 / 100 スコアとは
被引用数
Semantic Scholar 1,472(うち影響引用 39)・ OpenAlex 1,675
年あたり被引用
77.5
FWCI
52.8(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
同年同分野で
上位 0.1%未満
分野(OpenAlex)
Psychological Well-being and Life Satisfaction
主要400の選定
専門家判断(古典・定番)

被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。

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データ提供元:Semantic Scholar(Allen Institute for AI)、OpenAlex(OurResearch)、J-STAGE(JST)、Crossref
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