やってみよう › 自己肯定感 出典に諸説あり
「あなたは、大海の一滴ではない。一滴の中の、大海である」
You are not a drop in the ocean. You are the entire ocean in a drop.
— ルーミー(とされる) 英語圏で流通する自由訳
※現代の英語自由訳であり、原典との対応には議論がある
「自分は大きな世界のちっぽけな一部にすぎない」という自己認識を反転させ、「あなたという小さな存在の中に、世界の全体が畳み込まれている」と言い切る。スーフィズム(イスラム神秘主義)の人間観を映す言葉
- 心理学では
- この名言は、自分の価値を世界の中での大きさや他人との比較ではなく、内側の豊かさに置く見方である。心理学でいう条件付きでない自己価値(成果や評価に左右されない自尊感情)に近い。Crocker & Wolfe(2001)は、自己価値を外見や他者の承認といった条件に預けるほど、自尊感情が出来事に揺さぶられやすくなると論じた。Neff & Vonk(2009)はオランダの成人を対象とした相関研究で、自分への思いやり(セルフ・コンパッション)が高い人ほど自己価値の感覚が安定し、他人と比べることが少ないことを示した。自分が小さく思える日には、自分の中にある経験や感受性を一つ書き出してみる。それが揺らがない自己肯定の土台になる。 参考:Crocker & Wolfe(2001)「Contingencies of self-worth.」/Neff & Vonk(2009)「Self‐Compassion Versus Global Self…」