死を認知した再発・進行がん患者が希望を見いだすプロセス
The Process by which Patients with Recurrent and/or Progressive Cancer Who Have Recognized Approaching Death Discover Hope
角田 明美、望月 留加、神田 清子(2016)北関東医学, 66(3), 201–209
死を認知した再発・進行がん患者が、葛藤を経て自らの力を信じ、普通の日常を希望と気づくプロセスを明らかにした。
要旨根拠:抄録
苦悩の中で限られた人生を自分らしく生ききるには、希望を見いだす支援が重要である。本研究は、死を認知した再発・進行がん患者が希望を見いだすプロセスを明らかにし、看護支援を検討することを目的とした。再発・進行がん患者16名に半構造化面接を行い、修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ(=語りから概念とプロセスを帰納的に組み立てる質的分析法)で分析した。プロセスは、気持ちの葛藤から自己と対峙し自らの力を信じる体験と、ごく普通の日常が残された時間の希望だと気づく体験から構成され、希望を見いだす推進力が全体を支えていた。患者が自分の力で希望を見いだすプロセスに寄り添う看護支援の重要性が示唆された。
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