秋田県一農村における高齢者のソーシャルサポートと健康,居住形態,および主観的幸福感との関連について
The relationship between social support, health, living arrangement, and subjective well-being of among elderly people in a farming village in Akita Prefecture
瀧澤 透、崎原 盛造、名嘉 幸一、和氣 則江、有泉 誠、渡辺 直樹、田口 学(2004)民族衛生, 70(1), 18–30
秋田県の農村高齢者771名で、同居家族からのソーシャルサポートが主観的幸福感と関連し、その関連は男性でより強いことを示した。
要旨根拠:抄録
ソーシャルサポート(=周囲からの支え)は健康と関連するとされるが、農村高齢者の健康、居住形態、主観的幸福感との関係は十分に検討されていなかった。本研究は秋田県の一農村に住む55歳以上の771名(男性348名、女性423名)に無記名の自記式質問紙調査を行い、同居家族からのサポートを高齢者用ソーシャルサポート尺度で測定した。その結果、男性では女性よりサポートと健康や睡眠・食欲などの生活習慣との関連が強く、女性では住環境とサポートの関連が男性より強かった。サポートの授受を組み合わせた分析では、サポートと主観的幸福感の関連が認められ、この主効果は男性でより強かった。家族内の支え合いが農村高齢者の幸福を支えることが示唆された。
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