地方都市における65歳以上住民の主観的幸福感と抑うつ状態について
WELL-BEING AND DEPRESSION IN RESIDENTS OF A PROVINCIAL CITY 65 YEARS OLD OR OLDER
福田 寿生、木田 和幸、木村 有子、西沢 義子、金沢 善智、齋藤 久美子、三田 禮造、田鎖 良樹(2002)日本公衆衛生雑誌, 49(2) 97
地方都市の高齢者では主観的幸福感が高い人ほど抑うつになりにくく、男性の方が幸福感が高いことを示した。
要旨根拠:抄録
北東北の地方都市に住む65歳以上の全住民を対象に、主観的幸福感と抑うつの関連を調べ、どのような生活をしている人が抑うつになりにくいかを明らかにすることを目的とした。1998年に自記式アンケート調査を行い、日常生活動作の自立度、PGCモラール尺度(=高齢者の主観的幸福感を測る尺度)による主観的幸福感、Zungの自己評価式抑うつ尺度などを測定した。すべての年代で男性は女性よりモラール得点が有意に高く、抑うつは低い傾向にあった。年齢が上がると男女とも抑うつが高まり、女性ではモラール得点が下がった。モラール得点と抑うつの偏相関は男性で−0.59、女性で−0.64と強い負の関連を示した。健やかに老いるには健康や活動、経済状況が重要であり、生きがいづくりや社会活動を促す施策が必要とされる。
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