オーストラリアの子どもたちの対人関係の次元と心理的ウェルビーイングへの含意
Dimensions of interpersonal relation among Australian children and implications for psychological well-being.
K. Rigby, P. Slee(1993)Journal of Social Psychology, 133(1), 33–42
いじめる・いじめられる・向社会的に関わるという3つの対人関係の次元を確認し、それぞれが自尊感情や幸福感と異なる関連を持つことを示した。
要旨根拠:抄録
学校の子どもたちの対人関係には、他者をいじめる傾向、他者から被害を受ける傾向、向社会的(=他者を助け協力する)に関わる傾向という3つの次元があると仮定し、検証した研究である。オーストラリアの2つの中等学校の生徒(285人と877人)が対人関係のスタイルに関する20問に回答し、因子分析で両校とも非常に似た結果が得られ、3次元の独立性が支持された。一方の学校の生徒には自尊感情、幸福感、学校への好意も尋ねた。被害を多く受ける子どもは自尊感情が低く、向社会的行動が多い子どもは自尊感情が高かった。いじめる傾向は幸福感や学校への好意と負の相関を示したが、自尊感情とは関連しなかった。子どもの対人関係のあり方がウェルビーイングと結びつくことを示した。
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