私たちはどこまで来たか:コミュニティ感覚とウェルビーイングに関する現在の文献の統合的レビュー
How Far Have we Come? An Integrative Review of the Current Literature on Sense of Community and Well-being.
Katricia Stewart, Greg Townley(2020)American Journal of Community Psychology, 66(1-2), 166–189
30本の研究を統合し、若者・成人を問わずコミュニティ感覚とウェルビーイングの間に概ね正の関係があることを示した。
要旨根拠:抄録
コミュニティ感覚(=ある集団に属し、互いに支え合っているという感覚)とウェルビーイングは、コミュニティ心理学の中核的な概念である。本研究は両者の関係、用いられてきた研究方法、今後の課題という4つの問いについて実証研究を統合的に整理したレビューである。検索条件を満たした30論文を対象に、コミュニティ感覚と、快楽的(ヘドニック)および意味・成長的(ユーダイモニック)ウェルビーイングの概念化と測定を検討した。その結果、多様な場面で若者・成人ともに両者の間に正の関係があるという一般的な合意が見られた。一方で、生態学的妥当性(=現実の文脈に即していること)の高い研究や質的・批判的な方法の不足が課題として指摘された。コミュニティの中で個人の幸福を支える介入やアクションリサーチへの展開が期待される。
研究のつながり
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