幸せの名言集

松下幸之助の名言3選

パナソニック創業者(1894-1989)。「経営の神様」

「失敗したところでやめてしまうから失敗になる。成功するところまで続ければ、それは成功になる」

— 松下幸之助 著書・発言

成功するまで続ければ失敗は「過程」になる

心理学では
この言葉は、失敗を終点ではなく途中経過と捉え直す認知的再評価(出来事の意味づけを変えること)と、長期目標をやり抜くグリット(粘り強さと情熱)を表している。Duckworthら(2007)は大学生や陸軍士官学校の候補生などを調べ、グリットの高い人ほど学業成績が高く、厳しい訓練を最後までやり遂げやすいことを示した。またHaimovitz & Dweck(2016)は、失敗を害とみなす親ほど、子どもが能力は伸びないと考えやすいことを報告している。ただし到底届かない目標では、Wroschら(2003)が示すように別の目標へ切り替える柔軟さも助けになる。つまずいた日は「まだ途中だ」と言葉にし、次の一手を一つ決める。 参考:Duckworthら(2007)「Grit: Perseverance and passion for…」 ↗/Haimovitz & Dweck(2016)「Parents’ Views of Failure Predict …」 ↗/Wroschら(2003)「Adaptive Self-Regulation of Unatta…」 ↗
「感謝の心が高まれば高まるほど、それに正比例して幸福感が高まっていく」

— 松下幸之助 著書・発言

感謝と幸福は比例して深まる

心理学では
この言葉は、感謝傾向(人の親切や日々の恵みにありがたみを感じやすい性格的な傾向)と主観的幸福感(人生を満ち足りたものと感じる度合い)の結びつきを言い表している。McCulloughら(2002)の調査では、感謝傾向の強い人ほど人生満足度や前向きな感情が高く、抑うつや妬みが低かった。Emmons & McCullough(2003)の実験では、感謝したことを定期的に書き留めた人は、わずらわしい出来事を書いた人より自分の人生を前向きに評価した。感謝は生まれつきの性格であるだけでなく、育てられる習慣でもある。寝る前に「ありがたかったこと」を三つ思い出すことが、幸福感を少しずつ積み上げる助けになる。 参考:McCulloughら(2002)「The grateful disposition: A concep…」/Emmons & McCullough(2003)「Counting blessings versus burdens:…」
「企業は社会の公器である」

— 松下幸之助 著書・講話(『実践経営哲学』ほか)

「水道哲学」(良質なものを水道の水のように安く豊富に)とともに知られる

企業は株主や経営者の私物ではなく、社会から人材・資源・信用を預かって活動する「公の器」である。だから事業を通じて社会に貢献し、関わる人を幸せにすることが企業の本来の使命だ、という経営哲学

心理学では
この名言は、心理学でいう組織の「パーパス」(社会に対する存在意義)と、働く人の「向社会的インパクト」(自分の仕事が他者の役に立っているという実感)を、企業経営の根本に据えた考え方である。Gartenbergら(2019)は米国の多くの企業の従業員調査を分析し、自社の仕事に意味を感じ、経営の方向性も明確だと受け止める従業員が多い企業ほど、財務業績も良好であることを示した。またGrantら(2007)は、大学の寄付募集の電話をかける担当者を対象にフィールド実験を行い、奨学金を受けた学生と短時間対面しただけで、電話をかけ続ける粘り強さと集めた寄付額が高まることを明らかにした。自分の仕事が誰をどう幸せにしているかを職場で語り合い、確かめ合うことが、働く意欲と組織の力を育てる。 参考:Gartenbergら(2019)「Corporate Purpose and Financial Pe…」 ↗/Grantら(2007)「Impact and the art of motivation m…」 ↗

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