「ローマは一日にして成らず」
Rome wasn't built in a day.
— 西洋のことわざ
大きな成果には長い時間がかかる
- 心理学では
- この言葉は、熟達が一瞬のひらめきではなく、熟慮された練習(弱点を意識して改善を重ねる練習)の積み重ねで築かれるという見方と重なる。Ericssonら(1993)はベルリンの音楽学校でバイオリンを学ぶ学生を調べた。その結果、評価の高い学生ほど、それまでに一人で集中して練習してきた時間の累計が多かった。またLallyら(2010)は、新しい行動を毎日続けてもらい、その経過を追う縦断研究を行った。行動の自動化(考えなくても自然にできる状態)は日を追ってゆるやかに進み、ときどき一日休んでも大きくは妨げられなかった。短い期間の手応えだけで判断せず、小さな練習を淡々と続けることが、やがて大きな成果を築く土台になる。 参考:Ericssonら(1993)「The role of deliberate practice in…」 ↗/Lallyら(2010)「How are habits formed: Modelling h…」 ↗