機能的・非機能的自己注目と自己受容,自己開示
Functional and Dysfunctional Self-focus, Self-acceptance, and Self-disclosure
高野 慶輔、坂本 真士、丹野 義彦(2012)パーソナリティ研究, 21(1), 12–22
自己反芻は低い自己受容を介して不適切な自己開示と、自己内省は高い自己受容を介して適切な自己開示と関連することを示した。
要旨根拠:抄録
自分に注意を向ける自己注目には、否定的な考えを繰り返す非機能的な自己反芻と、好奇心から自分を見つめる機能的な自己内省の2種類がある。これまで自己注目の議論は個人内の認知・感情に偏り、対人的な要因との関連はあまり検討されてこなかった。本研究は大学生122名を対象に、自己反芻・自己内省、自己受容感(=ありのままの自分を受け入れている感覚)、自己開示の適切さを質問紙で測定した。構造方程式モデリングの結果、自己反芻は不適切な自己開示と直接関連し、低い自己受容感を介して間接的にも関連した。一方、自己内省は高い自己受容感を介して適切な自己開示と関連していた。自分への向き合い方の違いが、自己受容を通じて対人関係のあり方を左右することが示唆される。
研究のつながり
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