感謝された後に向社会的行動が起こるまでの心理過程
The psychological process of exhibiting prosocial behaviors after receiving gratitude
蔵永 瞳、樋口 匡貴、福田 哲也(2018)心理学研究, 89(1), 40–49
感謝されたときに自分の行動を肯定的に受け止めることが、その後の幅広い向社会的行動を促すことを示した。
要旨根拠:抄録
感謝を受け取る側の心理と、その後の行動への影響はあまり研究されてこなかった。本研究は、人が感謝された後に向社会的行動(=他者のためになる行動)を起こすまでの心理過程を明らかにすることを目的とした。予備調査から、感謝されたときの心理的反応は6種類、感謝されなかったときは5種類に整理された。本調査1では友人から、本調査2では見知らぬ人から、援助の後に感謝された・されなかった経験を想起させ、心理的反応とその後の向社会的行動を測定した。回帰分析の結果、感謝された人では「自分の行動への肯定的反応」が幅広い向社会的行動を促していた。また感謝されなかった場合には「感謝されたい欲求」が別の人への向社会的行動を促していた。感謝の言葉が親切の連鎖を生む心理過程を示した研究である。
研究のつながり
この一覧(日本 576本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。日本語論文は参照データが薄く、空欄でも引用していないとは限りません。
先行研究(この論文が引用している)
この一覧の中には見つかっていません。
後続研究(この論文を引用している)
この一覧の中には見つかっていません。
読む・引用する
- 論文ページ
- https://doi.org/10.4992/jjpsy.89.16070
- 無料で読めるか
- ○ ダイヤモンド(APC無しのOA誌) 無料本文 ↗
- DOI
- 10.4992/jjpsy.89.16070
文献表記(日本心理学会式)
影響力の指標
- 著名度スコア
- 47.9 / 100 スコアとは
- 被引用数
- J-STAGE 9 ・ Crossref 3 ・ Semantic Scholar 0 ・ OpenAlex 3
- 年あたり被引用
- 1(J-STAGE)
被引用数の取得日:J-STAGE・Crossref・Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。
つながり ほかの保存版コレクションから、内容の近いもの
- 名言集恩を知り、恩に感じ、恩に報いる(知恩・感恩・報恩)仏教の教え
- 名言集感謝とは、心の記憶であるジャン=バティスト・マシュー
- 幸せに効くこと組織市民行動(OCB)同僚を助ける人は幸せだが、順番は「幸せだから助ける」のほうが大きい
- 幸せに効くこと向社会的行動/与える関係人を助けると自分も幸せになる。ただし『自発的で身近な助け』が効きます
- 発達マップありがとう因子の高め方(個人)5つの発達段階で比べた表・幸せの4因子(個人)
- 思想マップ悩み相談:SNSの『いいね』が気になる。承認されないと不安自分・まず読むなら ストア派/アドラー(個人心理学)/仏教(上座部)
- 禅語百選和顔愛語和やかな顔と、慈しみのある言葉。何も持たなくても、誰にでもできる最も身近な布施。
- 調査・報告書OECD 社会情動的スキル調査OECDが10歳と15歳の粘り強さや共感などのスキルを測り、生活満足度や不安との関係を見る調査。
内容の近さをAIで自動計算して選んでいます。保存版コレクションの一覧 →