幸福↑ 幸せを高める 確度Aメタ分析あり
向社会的行動/与える関係
援助・寄付・ボランティア等、他者志向の行動
人を助けると自分も幸せになる。ただし『自発的で身近な助け』が効きます
幸せへの効果の大きさ
人生満足度(SWLS)
△弱い/条件しだい〜○ 全体r=.13と小
感情のバランス(PANAS)
○正ポジ感情・情緒的WBと正、小〜中
- ほかの幸福度指標
- 非公式・自発的援助>公式ボランティア
- なぜ効くのか
- 温かい光輝効果・社会的つながり形成・有能感/自己超越
- 幸せの4因子
- やってみようありがとう やってみよう+ありがとう
こうすると更に効く
201研究のメタ分析では、向社会的行動(援助・寄付・ボランティア)と幸福の関連は全体でr=.13と小さめでしたが、非公式で自発的な助け合い(r≈.28)は公式のボランティア(r≈.09)より強く関連していました(Hui et al., 2020)。メカニズムは温かい光輝効果(人に良いことをしたときの心地よさ)、社会的つながりの形成、有能感や自己超越感です。コツは、義務や役割としてではなく自分で選んで行うこと、相手の顔が見える身近な助けを優先すること、相手にどう役立ったかが分かる形で行うこと(結果が見えるほうが効く)、無理のない頻度で続けることでしょうか。大きな善行より、日常の小さな親切のほうが効果的かもしれません。
気をつけること
確度Aで根拠は強いですが、全体の効果は小さく、横断研究も多いので、助ける人が幸せになるのか、幸せな人が助けやすいのかは双方向と考えられます。義務化された活動や、相手の反応が得られない活動では効果が薄れます。自分を犠牲にしてまで与え続けると燃え尽きのリスクがあるので、自分の資源を守りながら行うことが前提です。助ける側の優越感が相手を傷つける場合もあるので、対等さを意識してください。
最初の一歩
今日、身近な誰かに1つだけ小さな親切をしてみる(席を譲る、資料を先に送る、ひと言ねぎらう)。『やらされ感』のないものを選んでください。
主要な研究
- Rewards of kindness? A meta-analysis of the link between prosociality and well-being(Hui et al., 2020, Psych Bull, 201研究)
メモ:全体r=.13は原典一致。非公式な助け合いr≈.28>公式ボランティアr≈.09
原典と照合済み。効果の大きさは代表的な研究の値で、相関は因果を意味しません。
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