大学生におけるタイプA行動様式および首尾一貫感覚(SOC)が抑うつ傾向に与える効果の検討
The Effects of the Type A Behavior Pattern and Sense of Coherence on Depressive Tendencies in Japanese College Students
嘉瀬 貴祥、大石 和男(2015)パーソナリティ研究, 24(1), 38–48
大学生の抑うつ傾向は攻撃・敵意性で高く、首尾一貫感覚(SOC)で低く、SOCが高いと行動の強さ・速さが抑うつを低めることを示した。
要旨根拠:抄録
タイプA行動様式(=せっかちで競争的・攻撃的な行動傾向)と首尾一貫感覚(SOC=人生を理解でき、対処でき、意味があると感じる感覚)が、大学生の抑うつ傾向に与える効果を検討した。大学生245名にKG式日常生活質問票、13項目版SOCスケール、自己評価式抑うつ尺度を実施し、二要因分散分析を行った。その結果、タイプAの攻撃・敵意性が高い者は抑うつ傾向が高く、SOCが高い者は抑うつ傾向が低かった。さらにSOCが高い場合には、行動の強さ・速さが高いほど抑うつ傾向が低かった。SOCがストレスに強い心の資源として働き、タイプA傾向の影響を左右しうることが示唆される。
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