日本人の主観的幸福感の現状:加齢による上昇傾向
Subjective happiness among Japanese adults: An upward tendency associated with age
島井 哲志、山宮 裕子、福田 早苗(2018)日本公衆衛生雑誌, 65(9), 553–562
日本人成人2,000人の主観的幸福感(SHS)は女性で高く、中年期にいったん下がって50代以降に上昇するU字型を示すことを示した。
要旨根拠:抄録
日本人成人の主観的幸福感の現状を明らかにし、今後の研究の基礎資料を提供することを目的とした研究である。20〜70代の男女各1,000人、計2,000人を対象に、インターネット調査による横断調査を実施した。主観的幸福感尺度(SHS)を用い、性・年齢などの属性、1項目の幸福感、生活満足感、ストレス反応との関係を検討した。その結果、SHS得点は幸福感・生活満足感と正に、ストレスと負に相関し、尺度の妥当性が再確認された。女性は男性より得点が高く、中年に向けていったん低下した得点が50代を過ぎると上昇するU字型がみられ、この加齢による上昇傾向は1年後の調査でも確認された。有配偶者は未婚者より高かった。SHSは公衆衛生研究でも使いやすいウェルビーイング指標として期待される。
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