後期高齢者の生活満足度に影響を及ぼす運動・スポーツ活動と日常生活動作(ADL)のケーススタディ
A case study of the relationship between physical activity and ADL (Activities of Daily Living) to life satisfaction of the "old-old" elderly
石澤 伸弘(2004)体育学研究, 49(4), 305–319
運動習慣のある後期高齢者はADLと生活満足度がともに高く、満足度にはソーシャルサポートも影響することを示した。
要旨根拠:抄録
75歳以上の後期高齢者について、運動・スポーツ活動への参加と日常生活動作(ADL=歩く・階段を上るなど生活に必要な身体動作の能力)に着目し、生活満足度を規定する要因を量的・質的に探った。75〜89歳の高齢者30人(男性16人、女性14人)に半構造化面接を行い、週3回以上20分以上運動する活動群と非活動群に分けた。ADLは12項目の尺度で、生活満足度は余暇・健康・経済・住居・友人関係・家族関係・全体満足の7項目の尺度で測定した。その結果、運動する後期高齢者のADLと生活満足度はいずれも先行研究の高齢者より高い水準にあった。ただし生活満足度にはソーシャルサポートも影響していると考えられた。後期高齢者の生活満足には、身体活動と周囲からの支えの双方が関わることが示唆される。
研究のつながり
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