逆境的小児期体験:健康と学校への関与への影響の評価と、レジリエンスによる緩和の役割
Adverse childhood experiences: assessing the impact on health and school engagement and the mitigating role of resilience.
C. Bethell, P. Newacheck, Eva Hawes et al.(2014)Health Affairs, 33(12), 2106–2115
逆境的小児期体験がある子どもでも、レジリエンスがあると学校への関与が高いことを示した。
要旨根拠:抄録
逆境的小児期体験(ACEs=虐待、ネグレクト、貧困、暴力への曝露など子ども時代のつらい経験)は、成人の慢性疾患や生活の質、寿命と関連することが知られているが、米国の子ども全体での疫学的な実態は十分にわかっていなかった。本研究は2011〜12年の全米子ども健康調査のデータを用い、ACEsの有病率と、子どもの発達や生涯の健康に関わる要因との関連を分析した。交絡要因を調整した結果、ACEsのある子どもは学校への関与が低く、慢性疾患の割合が高かった。一方、ACEsがあってもレジリエンス(この調査では「困難に直面しても落ち着いて自分をコントロールできること」と定義)を示す子どもは学校への関与が高く、家族中心の医療拠点でケアを受けている子どもはレジリエンスが高かった。レジリエンスを育むことでACEsの悪影響を和らげられる可能性を示し、知識の不足を埋めるための協調的な取り組みを提言した。
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