一般集団における運動トレーニングが精神的ウェルビーイングに与える効果:対照試験
The effects of exercise training on mental well-being in the normal population: a controlled trial.
J. Moses, A. Steptoe, A. Mathews et al.(1989)Journal of Psychosomatic Research, 33(1), 47–61
中程度の強度の有酸素運動が、高強度運動やプラセボ条件と異なり、緊張や不安を和らげ対処感を高めることを示した。
要旨根拠:抄録
運動が気分や精神的ウェルビーイングを改善するかどうかを、信頼できる比較条件を置いて検証した研究である。運動習慣のない成人109人を、高強度の有酸素運動、中強度の有酸素運動、注意を向けるだけのプラセボ条件、順番待ちの4群に割り当て、10週間のトレーニングを行った。トレーニング前後に心理指標と12分間走歩テストで評価し、3か月後に追跡評価も行った。参加を始めた94人の継続率は平均80%で、運動した3群では推定最大酸素摂取量が適切に向上した。心理的効果は中強度運動群でのみ見られ、トレーニング直後には緊張・不安と混乱が減り、追跡時には対処できるという感覚が高まった。健康には激しい運動よりも適度な運動が重要でありうることを示した。
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