幸福↑ 幸せを高める 確度B大規模研究・複数の研究が一致
武道・武術
武道の稽古と精神的健康・WB
武道の稽古は不安・抑うつに中くらい効く。指導者と流派で差が出る
幸せへの効果の大きさ
人生満足度(SWLS)
○正(推定)
感情のバランス(PANAS)
×負内在化(不安/抑うつ)に中効果・WBに小効果
- ほかの幸福度指標
- WB・内在化症状・攻撃性(最小)
- なぜ効くのか
- 有酸素の気分効果+マインドフル注意・情動調整・自己効力・集団帰属
- 幸せの4因子
- やってみよう やってみよう
こうすると更に効く
効かせるコツは、強くなるためというより「呼吸と注意を整える稽古」として続けることです。メタ分析では武道トレーニングが不安・抑うつなど内在化症状に中程度、well-beingに小さな効果を示しています(Moore, Dudley & Woodcock, 2020)。仕組みは有酸素運動の気分効果、型や呼吸によるマインドフルな注意、感情の調整、できるようになる自己効力感、道場への帰属感の複合です。なので勝ち負け中心の競技志向より、礼法や型を大事にする教室のほうがこの経路は効きやすそうです。よい指導者と居心地のよい集団に出会えるかが大きいので、見学で雰囲気を確かめてから選んでください。
気をつけること
根拠は単一のメタ分析に依存していて薄めで、確度はBです。効果は流派や文脈に大きく左右され、どの武道でも同じとは言えません。ケガのリスクがあり、過度な上下関係や競争が強い環境では逆にストレスになります。攻撃性への影響は最小限と報告されていますが、暴力的な指導は論外です。気分の落ち込みが続くときは、稽古で対処しようとせず専門家に相談してください。
最初の一歩
今月、近くの道場や教室の体験稽古に1回行ってみてください。指導者の雰囲気と、稽古後の気分を確かめるのが最初の一歩です。
主要な研究
- The effect of martial arts training on mental health: meta(Moore, Dudley & Woodcock, 2020, JBMT)
メモ:証拠は薄めで単一メタ依存。流派/文脈依存でB
原典と照合済み(2次)。効果の大きさは代表的な研究の値で、相関は因果を意味しません。
同じ「運動・体を動かす」の項目
幸福↑ A ピラティス ピラティスは体幹だけでなく、抑うつ・不安・疲労にも効きそう 幸福↑ A 運動・スポーツ 運動は『今の気分』にはっきり効き、『人生の評価』には小さく効く 幸福↑ A ヨガ ヨガは精神的well-beingと生活の質を中くらい高める。姿勢・呼吸・注意のセットが効く 幸福↑ A 太極拳・気功 太極拳・気功は抑うつ・不安を減らし、特に高齢者で証拠が厚い 幸福↑ A 能動通勤(徒歩・自転車通勤) 徒歩・自転車通勤の人は抑うつ・不安になりにくい。通勤を運動に変える発想 混在 B ダンス/DMT 踊ると心理面に中くらいの効果。治療より「楽しむダンス」のほうが大きい 幸福↑ B 水泳・水中運動 水の中で動くと不安と抑うつが下がる。泳げなくても「水中ウォーク」でいい 幸福↑ C ストレッチ ストレッチ単独の幸福効果は「対照群扱い」。入口としては悪くない
つながり ほかの保存版コレクションから、内容の近いもの
- 主要研究太極拳が心理的ウェルビーイングに与える効果:システマティックレビューとメタ分析Wang(2010)・40研究の統合により、太極拳がストレス、不安、抑うつ、気分の乱れを減らし、自尊感情を高めることと関連することを示した。
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