幸福の個人内比較と社会的比較による決定要因:範囲・頻度分析
Intrapersonal and social comparison determinants of happiness: a range-frequency analysis.
Richard H. Smith, Ed Diener, Douglas H. Wedell(1989)Journal of Personality and Social Psychology, 56(3), 317–325
個人内比較と社会的比較のいずれでも、出来事の分布の形が幸福の評定を左右することを範囲頻度理論で示した。
要旨根拠:抄録
個人内比較(=自分の過去の経験との比較)と社会的比較(=他者との比較)が、幸福の評定を同じように決めるのかを検討した実験研究である。出来事を操作して、正に歪んだ分布と負に歪んだ分布をつくり、それらの出来事を一人の人物の経験または複数の人々の経験として示した。参加者は、分布の中の特定の出来事を経験したらどれくらい幸せかを評定した。両方の比較の評定は、パルドゥッチの範囲頻度理論(=評価は経験の範囲と順位の両方で決まるとする理論)によく当てはまった。個々の出来事は正に歪んだ文脈で高く評価されたが、全体の幸福は負に歪んだ分布で最も高かった。歪みの効果は個人内比較で強く、社会的比較では刺激の範囲がより評定を規定した。
研究のつながり
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