高齢女性における対処反応と身体的健康状態・生活満足度との関係
The relationships of coping responses to physical health status and life satisfaction among older women.
M. Lohr, M. Essex, M. Klein(1988)Journal of Gerontology, 43(2), P54–P60
高齢女性では身体疾患が主観的健康評価を通じて生活満足を下げ、前向きな認知的対処がその影響を和らげることを示した。
要旨根拠:抄録
高齢期の身体的健康と生活満足の関係は、健康のどの側面をどう捉えるかによって変わりうる。本研究は、身体的状態・機能障害・主観的健康評価という健康の3つの側面と生活満足の因果連鎖をモデル化し、3種類の対処(直接行動型、前向きな認知型、受動的な認知型)の効果を検討した。高齢女性281人への面接データを回帰分析した結果、身体疾患は機能障害をもたらし、両者は主観的健康評価の低下を通じて間接的に生活満足を下げていた。前向きな認知的対処(=物事の良い面に目を向ける考え方)はモデルの各段階で身体疾患の影響を緩衝した。受動的な認知的対処は健康状態には概して悪影響だったが、否定的な健康評価が生活満足を下げるのは防いでおり、健康の多次元的な理解と対処の機能の重要性が示された。
研究のつながり
この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。
先行研究(この論文が引用している)
この一覧の中には見つかっていません。
後続研究(この論文を引用している)
この一覧の中には見つかっていません。
読む・引用する
- 論文ページ
- https://doi.org/10.1093/GERONJ/43.2.P54
- 無料で読めるか
- × 有料(非OA)
- DOI
- 10.1093/GERONJ/43.2.P54
文献表記(APA第7版)
影響力の指標
- 著名度スコア
- 4.6 / 100 スコアとは
- 被引用数
- Semantic Scholar 68(うち影響引用 0)・ OpenAlex 68
- 年あたり被引用
- 1.7
- FWCI
- 21.4(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
- 同年同分野で
- 上位 0.2%
- 分野(OpenAlex)
- Aging and Gerontology Research
被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。
つながり ほかの保存版コレクションから、内容の近いもの
- 幸せに効くこと身体イメージ・身体満足自分の体への不満は人生満足をはっきり下げる、鍵は見た目より「受け入れ方」
- 幸せに効くこと主観的健康感「自分は健康だ」と感じていることが、幸福感にしっかり効いています
- 発達マップWBC:主観的健康観の高め方(段階別)5つの発達段階で比べた表・幸福度診断(WBC)の分解
- 発達マップ組織版:主観的健康観の高め方(段階別)5つの発達段階で比べた表・サーベイ・診断とWBC組織版の読み方
- 思想マップ悩み相談:老後が不安お金・将来・まず読むなら ストア派/儒教(原始)/ケイパビリティ・アプローチ
- 名言集老年的超越 ── 高齢期、人は物質と合理の世界から、宇宙的なつながりの世界へと視点を移し、人生満足はむしろ高まっていくラルス・トルンスタム
- 調査・報告書満足度・生活の質に関する調査(報告書「我が国のWell-beingの動向」)生活満足度(0〜10)と13分野の満足度を毎年尋ね、日本のWell-beingの動きを示す内閣府の調査。
- 禅語百選身心脱落身も心も脱け落ちる。自分という枠組みが抜け落ちて、自他の区別、身心の区別が消え去った境地。道元の悟りの体験。
内容の近さをAIで自動計算して選んでいます。保存版コレクションの一覧 →