主観的健康感
自分の健康状態への評価
幸せへの効果の大きさ
正:健康状態と幸福はr=.35(メタ分析)。かつては主観>客観とされたが、最新メタでは主観(.36)と客観(.33)の相関差は非有意(Ngamaba et al., 2017)
体調不良はNAの日常的源泉
- ほかの幸福度指標
- 主観的健康は死亡率の独立予測因子(「不良」で死亡リスク約1.9倍のメタ分析)DeSalvo et al.(2006)
- なぜ効くのか
- 身体状態の評価が人生評価に直接算入される
- 幸せの4因子
- なんとかなる 「なんとかなる」の身体的実感
こうすると更に効く
健康状態と幸福の相関はr=.35程度で、幸福に関わる要素の中でもはっきりした部類に入ります(Okun et al., 1984)。メカニズムは身体状態の評価が人生の評価にそのまま算入されることなので、客観的な数値より「自分の体をどう感じているか」が幸福に直結します。活かし方は、健康診断の数値を気にするだけでなく、体調の実感を良くする日々の手入れ(睡眠・運動・食事)を続けることです。主観的健康感は死亡率の独立した予測因子でもあるとされているので、「なんとなく不調」という感覚を軽く扱わず、原因を探って手を打つことが幸福にも寿命にも効く経路になります。
気をつけること
確度Aですが、多くは横断の相関で、幸福な人ほど自分を健康だと評価する逆方向もあります。かつては主観的健康のほうが客観的健康より幸福に効くとされましたが、最新のメタ分析ではその差は有意でないとされています。客観と主観が食い違う人(数値は正常なのに不調感が強い、あるいはその逆)こそ注意が必要で、不調感が続くときは医療機関に、落ち込みを伴うときは専門家に相談してください。健康を幸福の条件にしすぎると、病気を抱える人の幸福を否定する語り方になります。
最初の一歩
今日、「自分の健康は5段階でいくつか」と一度自分に聞いてみてください。4や5でなければ、点数を1つ上げるために今週できる手入れ(早く寝る・歩く・受診する)を1つだけ決めてみましょう。
主要な研究
- Health and subjective well-being: A meta-analysis(Okun et al., 1984)
メモ:主観的健康は死亡率の独立予測因子でもある(DeSalvo et al., 2006)。客観と主観の乖離がある人こそ対話の対象
原典と照合済み。効果の大きさは代表的な研究の値で、相関は因果を意味しません。
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