「薬を10錠飲むよりも、心から笑うほうがずっと効き目がある」
A good hearty laugh would help more than ten valerian pills.
— アンネ・フランク 『アンネの日記』1944年3月の記述
笑いは心身の良薬である
- 心理学では
- アンネの言葉は、性格の強み「ユーモア」(物事の明るい面を見て笑いを生み出す力)の効用を言い当てている。Dunbarら(2012)は、仲間とコメディ映像を見て声を出して笑った人は、淡々としたドキュメンタリーを見た人に比べて痛みに耐える力が高まることを実験で示した。Ganderら(2013)のオンライン介入研究でも、その日にあった面白い出来事を三つ書き出す練習が幸福感を高めた。隠れ家という極限の日々で笑いを手放さなかった少女の実感は、これらの知見と重なる。一日の終わりに笑えたことを思い出し、誰かと分かち合う習慣が、心の常備薬になる。 参考:Dunbarら(2012)「Social laughter is correlated with…」 ↗/Ganderら(2013)「Strength-Based Positive Interventi…」