時間的展望体験尺度の作成に関する研究
A study on the construction of Experiential Time Perspective Scale
白井 利明(1994)心理学研究, 65(1), 54–60
過去・現在・未来の体験と、未来への希望・目標指向性を同時に測る時間的展望体験尺度を作成した。
要旨根拠:抄録
時間的展望(=過去・現在・未来を自分がどう感じ、どう見通しているか)は、青年の適応や意欲と関わる重要な概念である。本研究は、個人の未来についての体験だけでなく、現在と過去の体験も測り、さらに未来の2つの側面である希望(未来に期待がもてるか)と目標指向性(目標をもっているか)を同時に測る時間的展望体験尺度の作成を試みた。大学生・専門学校生460名に実施した結果、比較的高い内的一貫性と再検査信頼性が得られた。既存の時間態度尺度との相関分析では、希望の次元を除いて各下位尺度の収束的・弁別的妥当性が示された。ただし、下位尺度と未来への不安や自尊感情との関連の違いから、希望を含む尺度全体の妥当性が確認された。未来への希望や目標をもつことと青年の幸福を結びつけて考える研究の基盤となる。
研究のつながり
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- 10.4992/jjpsy.65.54
文献表記(日本心理学会式)
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