中学生の生活満足度に関連するポジティブ・イベント
Role of Daily Positive Experiences in Life Satisfaction in Junior High School Students :
吉武 尚美(2010)教育心理学研究, 58(2), 140–150
日常のポジティブ・イベントの蓄積と中学生の生活満足度が、時間をまたいで互いに影響し合う可能性を示した。
要旨根拠:抄録
青年の生活満足度(=生活全般にどれだけ満足しているかの評価)と、日々の楽しい経験との因果関係はこれまで検討されていなかった。本研究は中学生が快感情を抱く日常の出来事(ポジティブ・イベント)を集め、その蓄積が生活満足度に与える影響を調べた。まず2週間の日記調査(20名)でイベントを収集し、次に数か月間隔の2時点パネル調査(763名)で両者の関係を分析した。ポジティブ・イベントは友人といる時にも一人の時にも起こり、内容によって快感情の強さが異なった。交差遅延モデル(=時点1の変数が時点2の別の変数を予測するかを見るモデル)では、推定値は小さいものの相互の影響関係が否定されなかった。中学生の生活満足度を高める介入の方向性が議論された。
関係メモ——この研究のその後
- 先行・基盤一覧外:Huebner (1991)らの子どもの生活満足度研究を背景に、日常のポジティブ・イベントと生活満足度の相互影響を日本の中学生で縦断的に検討した
反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。
研究のつながり
この一覧(日本 576本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。日本語論文は参照データが薄く、空欄でも引用していないとは限りません。
先行研究(この論文が引用している)
この一覧の中には見つかっていません。
後続研究(この論文を引用している)
この一覧の中には見つかっていません。
読む・引用する
- 論文ページ
- https://doi.org/10.5926/jjep.58.140
- 無料で読めるか
- ○ ダイヤモンド(APC無しのOA誌) 無料本文 ↗
- DOI
- 10.5926/jjep.58.140
文献表記(日本心理学会式)
影響力の指標
- 著名度スコア
- 78.4 / 100 スコアとは
- 被引用数
- J-STAGE 28 ・ Crossref 5 ・ Semantic Scholar 4 ・ OpenAlex 5
- 年あたり被引用
- 1.6(J-STAGE)
- 主要100の選定
- 幸福感本体枠(A01/A02/A03/A12/B15の上位15)
被引用数の取得日:J-STAGE・Crossref・Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。
つながり ほかの保存版コレクションから、内容の近いもの
- 発達マップPERMA:P(ポジティブ感情)×段階5つの発達段階で比べた表・ウェルビーイングと仕事のフレームワーク
- 幸せに効くこと学業成績成績と幸福の関係はある。でも小さく、プレッシャーをかけると逆効果
- 名言集小確幸 ── 小さいけれども確かな幸福村上春樹
- 幸せに効くことポジティブ回想(Positive Reminiscence)楽しかった記憶を『味わい直す』だけで、幸せを感じる時間が増えるかもしれないんです
- 名言集私は、いかなる境遇にあっても満足することを学んだパウロ
- 調査・報告書OECD 生徒の学習到達度調査(PISA):生徒の幸福度の質問学力調査に合わせて15歳に生活満足度や学校への所属感を尋ね、国際比較する質問調査。
- 禅語百選日日是好日どんな一日も、そのままで比べようのない「好い日」である。晴れの日も雨の日も、うまくいった日もいかなかった日も、二度とない一日として丸ごと受…
- 思想マップポジティブ心理学1.0快い感情・没頭・意味・良い関係・達成(PERMA)という測れる要素を、自分の強み(性格の良い面)を使って増やしていけば、幸福(フラーリッシ…
内容の近さをAIで自動計算して選んでいます。保存版コレクションの一覧 →