都市部在住の乳幼児を持つ母親の孤独感に関連する要因 乳幼児の年齢集団別の検討
Factors associated with loneliness among mothers with 4-month-old or 18-month-old infants in an urban area in Japan
佐藤 美樹、田髙 悦子、有本 梓(2014)日本公衆衛生雑誌, 61(3), 121–9
乳幼児をもつ母親の孤独感には、愛着の型、育児負担感、育児仲間とのつながりの乏しさが関連することを示した。
要旨根拠:抄録
孤独感の研究は一般成人や高齢者が中心で、乳幼児をもつ母親を対象としたものは限られていた。本研究は都市部の区の乳幼児健診に来所した母親に無記名の質問紙調査を行い、4か月児の母親125名と1歳6か月児の母親123名を分析した。日本語版UCLA孤独感尺度を従属変数とし、個人要因(内的作業モデル=幼少期の経験から形づくられる対人関係の心の型、育児感情)と地域要因(子育てのしやすさ、近所付き合い、ソーシャルネットワーク)を独立変数とした重回帰分析を行った。両群とも、アンビバレント型や回避型の傾向、育児の負担感の高さ、育児仲間とのつながりの乏しさが孤独感と関連した。4か月児群では家族のネットワーク、1歳6か月児群では母親の主観的健康感の低さも関連した。育児を通じた人間関係づくりと地域の環境づくりの支援が重要と結論づけられた。
研究のつながり
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