自己領域と他者領域の区分に基づいたレジリエンス及びストレス経験からの成長と情動知能の関連
The Relationships among Resilience and Posttraumatic Growth and Emotional Intelligence Based on a Distinction between the Self and Others Domains
野崎 優樹(2012)パーソナリティ研究, 20(3), 179–192
ストレス経験で自己・他者領域のレジリエンスを活かすことが成長を通じて情動知能を高め、その経路に性差があることを示した。
要旨根拠:抄録
レジリエンス(=逆境から立ち直る力)、ストレス経験からの成長、情動知能(=自他の感情を理解し調整する能力)の関連を、自己領域と他者領域の区別を軸に検討した。大学生245名が各尺度からなる質問紙に回答し、情動知能に性差があったため男女別の多母集団同時分析を行った。男性では、最もストレスの大きかった経験に対して他者領域のレジリエンスを活かすことが、他者の受容という成長を通じて、情動知能の他者領域を高めていた。女性では、自己領域のレジリエンスを活かすことが、自己への信頼という成長を通じて、情動知能の自己領域と他者領域の両方を高めていた。性差の背景や環境要因との関連が議論され、ストレス経験が情動の力を育てる契機になりうることが示唆された。
研究のつながり
この一覧(日本 576本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。日本語論文は参照データが薄く、空欄でも引用していないとは限りません。
先行研究(この論文が引用している) 2本
- J045 中学生のレジリエンスとパーソナリティとの関連 石毛(2006) パーソナリティ研究 被引用 43
- J096 資源の認知と活用を考慮したResilienceの4側面を測定する4つの尺度 井隼(2008) パーソナリティ研究 被引用 16
後続研究(この論文を引用している)
この一覧の中には見つかっていません。
読む・引用する
- 論文ページ
- https://doi.org/10.2132/personality.20.179
- 無料で読めるか
- ○ ブロンズ(出版社サイトで無料・ライセンス不明) 無料本文 ↗
- DOI
- 10.2132/personality.20.179
文献表記(日本心理学会式)
影響力の指標
- 著名度スコア
- 63 / 100 スコアとは
- 被引用数
- J-STAGE 13 ・ Crossref 4 ・ Semantic Scholar 7 ・ OpenAlex 6
- 年あたり被引用
- 0.9(J-STAGE)
被引用数の取得日:J-STAGE・Crossref・Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。
つながり ほかの保存版コレクションから、内容の近いもの
- 名言集世界は苦しみに満ちている。しかし、それに打ち克った話にも満ちているヘレン・ケラー
- 幸せに効くこと共感(認知的共感/視点取得)相手の立場で考える力は、人間関係と自分の感情調整の両方にじわっと効く
- 幸せに効くことレジリエンス立ち直る力は「生まれつき」ではなく、資源の束なんです
- 名言集レジリエンスは、特別な人だけの稀な能力ではない。ごくありふれた、普通の魔法(ordinary magic)であるアン・マステン
- 発達マップ次の段階に上がるための取り組み(個人)5つの発達段階で比べた表・ねじれと処方(個人と組織のあいだ)
- 調査・報告書OECD 社会情動的スキル調査OECDが10歳と15歳の粘り強さや共感などのスキルを測り、生活満足度や不安との関係を見る調査。
- 思想マップポジティブ心理学1.0快い感情・没頭・意味・良い関係・達成(PERMA)という測れる要素を、自分の強み(性格の良い面)を使って増やしていけば、幸福(フラーリッシ…
- 禅語百選天上天下 唯我独尊天にも地にも、ただ我ひとり尊い。すべての存在が、他と比べようのない唯一の尊さをもって、ここにある。
内容の近さをAIで自動計算して選んでいます。保存版コレクションの一覧 →