高齢者の仮眠習慣および自己覚醒と特性的自己効力感の関係
Relationship between the habit of napping with self-awakening and generalized self-efficacy
甲斐田 幸佐、小川 景子、松浦 倫子、高橋 正也、堀 忠雄(2006)健康心理学研究, 19(1), 1–9
決まった時刻に短い仮眠をとり自分で起きる習慣をもつ高齢者ほど、自己効力感が高いことを示した。
要旨根拠:抄録
自己覚醒(=寝る前に決めた時刻に自分で目覚めること)を伴う短い昼寝は、午後の眠気や寝起きのぼんやり感を減らすと報告されている。本研究は、午後の眠気を自分でコントロールできる感覚が、日常生活における特性的自己効力感(=物事を何とかやれるという一般的な自信)の維持に寄与するかを検討した。65歳以上の高齢者447名に質問紙調査を行い、規則的な仮眠群、不規則な仮眠群、自己覚醒あり群、なし群を比較した。その結果、毎日同じ時刻に仮眠をとる規則的な仮眠は高い自己効力感と関連し、自己覚醒もまた自己効力感の高さに寄与していた。規則的で自己覚醒を伴う仮眠習慣は、サクセスフル・エイジング(=よりよく歳を重ねること)を促す有用な手段となりうることが示唆された。
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