子どもたちのソーシャル・サポート・ネットワークに関する横断的研究
A Cross-Sectional Study of the Social Support Networks of Children and Adolescents
尾見 康博(1999)教育心理学研究, 47(1), 40–48
中学入学前後でサポート提供の中心が両親から親しい友だちへ移り、教師のサポートは低いが独自に機能しうることを示した。
要旨根拠:抄録
本研究は、発達心理学におけるソーシャル・サポート・ネットワーク(=困ったときに支えてくれる人々のつながり)研究をレビューしたうえで、子どもたちのネットワークを横断的に調査した。対象は小学5年生、中学1〜3年生、高校2年生で、9つのサポート項目ごとに該当する提供者を選んでもらい、提供者別にサポート得点を算出した。その結果、特に小学5年生と中学生の間で変化が大きく、中学入学前後でサポート提供者の中心が両親から親しい友だちへ移っていた。全般に女子の方がサポート得点が高く、学校の先生や塾・習いごとの先生の得点は男女とも非常に低かった。ただし先生だけを選ぶ子どもも各学年に少数存在し、先生が独自のサポート提供者として機能しうることが示された。最後にソーシャル・サポートの測定上の問題点が論じられた。
研究のつながり
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