都市的環境と居住者の人生満足度
The effects of living in urban environments on residents' life satisfaction:
宮崎 弦太、佐伯 大輔、矢田 尚也、池上 知子(2018)心理学研究, 89(1), 50–60
都市環境を多面的に測る尺度を作成し、施設の質は人生満足度を高め、生活の便利さはむしろ低めることを示した。
要旨根拠:抄録
都市に住むことが主観的ウェルビーイングを高めるか下げるかについて、先行研究の結果は一貫していなかった。本研究は都市的な生活環境の多面性を測る尺度を作成し、どの側面が住民の人生満足度を高めたり下げたりするかを検討した。日本の都市部と地方に住む成人を対象に、各1,000名のオンライン調査を2回実施し、多面的都市生活環境尺度と人生満足度尺度に回答させた。都市環境は「施設の質」「生活の便利さ」「生活の不快さ」「公共交通の利用しやすさ」の4側面で特徴づけられた。施設の質は人生満足度と正、生活の便利さは負の関連を示し、生活の不快さと公共交通の利用しやすさは影響しなかった。都市化と幸福の関係を理解するには、都市環境を多面的に測る必要があることを示している。
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