児童生徒の品格とWell-beingの関連――よい行為の習慣からの検討――
Character strengths and well-being in Japanese children and youth: Creating good habits
井邑 智哉、青木 多寿子、高橋 智子、野中 陽一郎、山田 剛史(2013)心理学研究, 84(3), 247–255
日本の児童生徒向けに品格(性格の強み)を4領域で測る質問紙を作り、各領域が幸福感と正に関連することを示した。
要旨根拠:抄録
米国の品格教育は、よい品格に対応するよい行為の習慣づくりを目指している。本研究は、日本の児童生徒における品格(キャラクター・ストレングス=性格の強み)の構造と、ウェルビーイングとの関連を明らかにすることを目的とした。項目数の多いVIA-IS(Peterson & Seligman, 2004の強み分類尺度)から15カテゴリーを選び、子ども向け質問紙を作成し、研究1で小学4年生から中学2年生1,351名に実施した。その結果、「根気・正直」「勇気・アイデア」「思いやり・感謝」「公正・配慮」の4領域(各25項目)が見いだされ、先行研究の簡略化分類とよく似ていた。研究2では、4領域がいずれも希望、生活満足、主観的幸福感、ソーシャルサポートと正に関連した。学校でよい習慣を育てる実践に向け、この分類を用いた今後の研究課題が論じられた。
研究のつながり
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