大学生のレジリエンスがストレス過程と自尊感情に及ぼす影響
Effect of resilience on stress process and on self-esteem of university students
齊藤 和貴、岡安 孝弘(2011)健康心理学研究, 24(2), 33–41
大学生の個人内レジリエンスがストレスを緩衝し自尊感情を高め、環境的レジリエンスはそれを介して間接的に働くことを示した。
要旨根拠:抄録
レジリエンス(=困難から立ち直る力)が大学生のストレス過程と自尊感情にどう影響するかを検討した研究である。大学生342名(平均19.84歳)が、学生用レジリエンス尺度、大学生用日常ネガティブストレッサー尺度短縮版、ストレス反応尺度、ローゼンバーグ自尊感情尺度に回答した。因子分析の結果、レジリエンス尺度は「ソーシャルサポート」「肯定的評価」「コンピテンス」「重要な他者」「親密性」の5因子からなった。構造方程式モデリングの結果、「個人内レジリエンス」はストレスを緩衝し、自尊感情を高めていた。一方「環境的レジリエンス」は、個人内レジリエンスを介して間接的にストレス反応を下げ、自尊感情を高めていた。周囲の支えが個人の立ち直る力を育て、それが心の健康につながるという経路が示唆された。
研究のつながり
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